大さじ1のケチャップマジック
軽やかな酸味が美味しい"肉野菜炒め"

軽やかな酸味が美味しい"肉野菜炒め"

炒め物はケチャップの嬉しい効果が最大限発揮されるメニューのひとつ。炒めたケチャップは旨味がたっぷりで、油と合わさることによって、抗酸化作用があるリコピンの吸収率が高まります。今回は大さじ1のケチャップで、定番メニューに新しい発見をもたらすレシピを料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“肉野菜炒め”のつくり方

ほんのり赤みがさした野菜炒めはケチャップのリコピンがたっぷり。油とタッグを組むから吸収率は抜群。

材料材料

豚バラ肉150g(薄切り)
キャベツ120g
もやし120g
にんじん4cm
しめじ1袋
玉ねぎ小1/2個
サラダ油大さじ1と1/3
大さじ1
トマトケチャップ大さじ1
小さじ1/3
胡椒少々

1豚肉の下ごしらえ

豚肉は幅4cmに切る。

2野菜の下ごしらえ

キャベツは3~4cm四方に切る。もやしは時間があればひげ根を取る。にんじんは皮をむいて縦幅1cmに切り、厚さ2~3mmに切る。しめじは根元を少し切り落として食べやすくほぐす。玉ねぎは縦幅1cmに切る。

3キャベツ、もやしを炒める

フライパンにサラダ油大さじ1を熱してキャベツ、もやしを入れて炒めて少ししんなりしたら、取り出す。

4残りの具材を炒め、ケチャップ他で調味する

フライパンにサラダ油大さじ1/3を足して豚肉を入れてほぐすようにして炒め、肉の色が変わったら、にんじん、しめじ、玉ねぎを加える。しんなりしたら酒をふり、3を戻し入れてケチャップ、塩、胡椒で調味して器に盛る。

完成
キャベツともやしは先にさっと炒めて取り出しておきます。このひと手間がシャキシャキに仕上げるコツ。

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

この記事は「技あり!dancyuケチャップ」に掲載したものです。

技あり!dancyu「ケチャップ」
技あり!dancyu「ケチャップ」
A4変型判(80頁)
2018年5月28日発売/880円(税込み)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。