大さじ1のケチャップマジック
ふっくら濃厚な"ポークチャップ"

ふっくら濃厚な"ポークチャップ"

ケチャップを使うことで、冷めても柔らかい肉質をキープすることができます。ご飯との相性が抜群の一品です。今回は大さじ1のケチャップで、定番メニューに新しい発見をもたらすレシピを料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“ポークチャップ”のつくり方

冷めても肉がパサパサにならずしっとりをキープする、ケチャップの裏技を発揮。付け合わせを丁寧に仕上げることでご馳走感もさらにアップします。

材料材料 (2人分)

豚ロース肉2枚(とんかつ用)
★ 豚肉の下味用
・ 塩少々
・ 胡椒少々
小麦粉少々
サラダ油大さじ1/2
白ワイン大さじ2
トマトケチャップ大さじ1
少々
胡椒少々
★ 付け合わせ
・ キャベツ120g
・ 生しいたけ3個
・ サラダ油大さじ1/2
・ 塩少々

1豚肉の下ごしらえ

豚肉は筋を3~4カ所切り、両面に塩、胡椒をふる。

2付け合わせをつくる

キャベツは4cm四方に切る。生しいたけは石突きを切り落とし、縦半分に切る。フライパンにサラダ油を熱して、生しいたけの切り口を下にして中火で焼きつけ、焼き目がついたら、キャベツを入れてさっと炒め、蓋をして2分ほど蒸し焼きにして塩をふり、取り出す。

3豚肉を焼く

フライパンをさっと洗い、水気を拭いてサラダ油を熱し、豚肉の両面に小麦粉を薄くまぶして入れる。両面を色よく焼き、弱火にして2分ほど焼いて火を止める。

4ケチャップを加えて仕上げる

白ワイン、ケチャップを加えてからめ、塩、胡椒で調味して器に盛り、付け合わせを添える。

完成
どこかなつかしさを感じるポークチャップは永遠のご馳走。ケチャップ味がこんなにご飯に合うとは、感動ものです。

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

この記事は「技あり!dancyuケチャップ」に掲載したものです。

技あり!dancyu「ケチャップ」
技あり!dancyu「ケチャップ」
A4変型判(80頁)
2018年5月28日発売/880円(税込み)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。