大さじ1のケチャップマジック
バランスの取れた酸味の甘味の"卵とトマトの中華炒め"

バランスの取れた酸味の甘味の"卵とトマトの中華炒め"

トマトとケチャップも一緒に炒め合わせることで、旨味成分・グルタミン酸の効果が増し、味わいがさらに深まります。今回は大さじ1のケチャップで、定番メニューに新しい発見をもたらすレシピを料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“卵とトマトの中華炒め”のつくり方

完熟のフルーツトマトでつくったような、濃厚な味に仕上がります!しかも元気色倍増。

材料材料 (2人分)

3個
卵用の塩少々
胡椒少々
トマト小2個
長ねぎ3cm
香菜1本
胡麻油大さじ1
サラダ油大さじ1/2
大さじ1
トマトケチャップ大さじ1
少々
胡椒少々

1野菜の下ごしらえ

トマトは縦半分に切ってへたを取り、さらに縦4?5等分のくし形に切る。ねぎは薄い小口切りにする。香菜は長さ3cmに切る。

2卵の下ごしらえ

ボウルに卵を割りほぐして軽く塩、胡椒を加えて混ぜる。

3炒り卵をつくる

フライパンに胡麻油を熱して2を流し入れ、大きくかき混ぜて炒り卵をつくり、取り出す。

4炒める

3のフライパンにサラダ油を足して、ねぎ、トマトを入れて中火で炒め、炒り卵を戻し入れる。

5ケチャップを加えて炒め合わせる

酒、ケチャップを加えて炒め合わせ、塩、胡椒をふって混ぜ、香菜を加えてひと混ぜする。

完成
シンプルな炒め物にトマトのグルタミン酸が旨味をプラスしてくれます。香菜の香りも添えて、ご馳走に。

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

この記事は「技あり!dancyuケチャップ」に掲載したものです。

技あり!dancyu「ケチャップ」
技あり!dancyu「ケチャップ」
A4変型判(80頁)
2018年5月28日発売/880円(税込み)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。