美味しい「外ごはん」をつくろう!
甘酸っぱいフレンチトースト"パン・ペルデュ"

甘酸っぱいフレンチトースト"パン・ペルデュ"

温かいソースから香るカルダモンの香りに、思わずうっとり。甘酸っぱさの中に爽やかさが加わり、フレンチトーストのデザート感がアップ!開放感たっぷりの外で飲むお酒、味わうごはんは気持ちいいし、美味しいですよね。そんな「外ごはん」のために、東京・新富町のフレンチ「ビストロシンバ」の菊地佑自さんが本気で考えた、オープンエアな美味レシピをご紹介します!

“パン・ペルデュ”のつくり方

ぜひ余ったバゲットでデザートに!前日から卵液に浸しておくのがベターだが、袋の中で軽くもめば当日の準備でもOK。バゲットがスポンジのように卵液を吸い込んで、ふっくらやわらかく焼き上がる。

材料材料 (4人分)

バゲット20cm
A
・ 生クリーム100ml(乳脂肪分35%)
・ 牛乳100ml
・ 溶き卵2個分
・ 砂糖20g
・ 塩3g
バター20g(食塩不使用)
★ [ソース]
・ さくらんぼ60g(2等分して種を抜く)
・ ラズベリー60g
・ 砂糖25g
・ カルダモン適量

1バゲットをカットする

バゲットは縦に2等分し、さらに2等分の斜め切りにする。

2カルダモンをすりつぶす

[ソース]のカルダモンはすり鉢に入れ、すりこ木で細かくつぶしておく。

3卵液をパンに吸わせる

ポリ袋にAを入れ、よく混ぜ合わせる。1のバゲットを入れ、袋の上から卵液を吸わせるようにして、バゲットに軽くもみ込む。

卵液をパンに吸わせる

4焼く

フライパンにバターの半量を入れ、弱火にかけて溶かす。3のバゲット2切れを断面を下にして並べ、じっくり焼く。焼き色がついたら返す。もう一方の面も焼けたら器に盛る。同様に残りの2枚も焼く。

焼く

5仕上げ

あいたフライパンをキッチンペーパーなどで軽く拭き取り、残りのバターを入れて再び弱火にかける。[ソース]のさくらんぼ、ラズベリーを入れ、砂糖をふる。ヘラで混ぜながら火を通し、ラズベリーがくずれたら火を止め、2のカルダモンを加える。このソースを4にかけて、さらにカルダモンをふる。余っている生のさくらんぼとあれば、ベルベーヌ(ミントでも可)を飾る(分量外)。

完成

教える人

菊地佑自 「ビストロシンバ」オーナーシェフ

菊地佑自 「ビストロシンバ」オーナーシェフ

フランスでは三ツ星店からビストロまで、幅広い経験を積み腕を磨く。2015年、新富町に同店を開業。今の季節、開放感のある窓際の席はオープンエア気分も楽しめる。

店舗情報店舗情報

ビストロシンバ
  • 【住所】東京都中央区銀座1‐27‐8
  • 【電話番号】03‐6264‐4218
  • 【営業時間】17:30~24:00(L.O.23:00)
  • 【定休日】月曜・第3火曜日
  • 【アクセス】東京メトロ「新富町駅」より3分

※この記事は「dancyu アウトドアクッキング 外でもおいしく!」に掲載したものです。

dancyu アウトドアクッキング 外でもおいしく!
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A4変型判(92頁)
2021年6月11日発売/880円(税込み)

写真:中垣美沙 構成:編集部