ベーキングパウダーの力で軽くフカッと膨らんだ生地はいい香り。焼きたての温かさを逃さず、生ハムとルッコラを挟んで口に運びたい!開放感たっぷりの外で飲むお酒、味わうごはんは気持ちいいし、美味しいですよね。そんな「外ごはん」のために、東京・神泉のイタリアン「オルランド」の小串貴昌さんが本気で考えた、オープンエアな美味レシピをご紹介します!
エミリア・ロマーニャ州で食べられている、発酵させないパン。ラードやパルミジャーノなどを加えることで、発酵させたような旨味とコクが出る。また、生地のねかせは一日までOKなので、前日の夜に仕込んでおいても。
★ [生地] | |
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・ 強力粉 | 250g |
・ ベーキングパウダー | 5g |
・ 砂糖 | 5g |
・ 塩 | 5g |
・ パルミジャーノ・レッジャーノ | 10g(粉) |
・ ラード | 50g |
・ 卵白 | 35g |
・ 牛乳 | 50ml |
・ 水 | 50ml |
★ [具材] | |
・ 生ハム | 適量 |
・ ルッコラ | 適量 |
ボウルに[生地]のすべての材料を入れ、手で混ぜる。全体がよく混ざって生地がしっとりとしたひとつの塊になったら、丸めてまな板などの上に取り出す。
生地を手のひらで押しつぶしながら、手前から奥のほうに向かってこすりつけるようにしてのばし、再び集めてまとめる。これを何度も繰り返してこねる。生地のキメが細かくつるっとした感じになってきたら丸めてラップで包み、冷蔵庫やクーラーボックスなどで2時間以上ねかせる。
生地を4等分して丸める。まな板の上で転がし、生地の表面をつるっと張らせる
生地に打ち粉(強力粉、分量外)をふって、それぞれを麺棒で直径15~20cm程度に丸くのばす。薄めのほうが火が通りやすい。
フライパンを弱火にかけて、のばした生地を焼く。ときどき生地を回転させて、ムラなく火を当てる。焼き色がついたら返す。もう一方の面も焼き色がついたら取り出す。残り3枚も同様にして焼く。
木のボードなどに焼けたピアディーナをのせて、[具材]の生ハムとルッコラを盛り合わせる。好みの量を挟んで食べる。
東京・神泉にて、シンプルにおいしいイタリア料理と自然なワインを提供している。家族のバーベキューでは、チキンナゲットを炭火でカリッと焼くのがマイブーム。
※この記事は「dancyu アウトドアクッキング 外でもおいしく!」に掲載したものです。
写真:鈴木泰介 構成:編集部