生でも、加熱しても美味しい新玉ねぎのシーズンがやってきました。水分たっぷりでとろけるような食感のオイル焼きは、焼いただけとは思えない美味しさ。この連載はお酒を愛する料理研究家の大原千鶴さんがご自分でも「このあてでこんなお酒を呑みたい」と思う、季節のおつまみをご紹介します。
新玉ねぎ | 1/2個(150g)(大) |
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片栗粉 | 適量 |
胡麻油 | 大さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
赤唐辛子 | 適宜(小口切り) |
玉ねぎは楊枝を刺して6等分のくし切りにし、断面に片栗粉をまぶす。
フライパンに胡麻油を入れて中火にかけ、①を並べ、蓋をして火を弱め、時々焼く面を返して10分ほど蒸し焼きにする。玉ねぎがしんなりしたら醤油を回し入れ、全体にからめて火を止める。
器に盛り、あれば唐辛子をあしらう。
京都・花脊の料理旅館「美山荘」が生家。小さな頃から自然に親しみ、料理の心得を学ぶ。現在は家族五人で京都の市中に暮らし、料理研究家としてテレビや雑誌、講習、講演など多方面で活躍。シンプルなレシピに定評があり、美しい盛りつけにもファンが多い。着物姿のはんなりとした京女の印象とは対照的に、お酒をこよなく愛す行動派。レシピはお酒を呑んでいる時に思いつくのが一番多い。
文:西村晶子 撮影:福森クニヒロ