新玉ねぎの美味しさを存分に味わうため、荒くカットしてたっぷり使いましょう!みずみずしい食感と甘味が楽しめますよ。玉ねぎの食感がダイナミックに感じられます。料理研究家の植松良枝さんに、春に美味しい身近な野菜を使った、やさしい味わいの洋食を習いました。
食感を楽しむために玉ねぎは大きめに切って存在感をアピール。おすすめのスパイシーソースで召し上がれ。爽やかな味わいのパセリ入りコールスローをたっぷり添えて。
★ 挽き肉だね | |
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・ 新玉ねぎ | 大1個(正味約200g(*)) |
・ 合い挽き肉 | 400g |
・ 卵 | 1個 |
・ 牛乳 | 大さじ2(または水) |
・ 生パン粉 | 1/2カップ強 |
・ 塩 | 小さじ2/3 |
・ 胡椒 | 小さじ1/3 |
★ バッター液(混ぜ合わせる) | |
・ 卵 | 1個 |
・ 水 | 大さじ1 |
・ 小麦粉 | 大さじ2 |
パン粉 | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
★ コールスロー(3~4人分) | |
・ キャベツ | 250~300g |
・ 塩 | 小さじ1 |
・ クミンシード | 小さじ2/3 |
・ パセリ | 大さじ2(みじん切り) |
・ 酢 | 大さじ1 |
・ オリーブオイル | 小さじ1 |
★ スパイシーソース(混ぜ合わせる) | |
・ ソース | 適量(好みのもの) |
・ ガラムマサラ | 適量 |
*普通の玉ねぎでつくる場合は大1/2個(正味約150g)を粗いみじん切りにして加えて。
キャベツは太めのせん切り、芯の部分は斜め薄切りにしてボウルに入れ、塩を入れて手で軽くもんで10分ほどおく。
小さなフライパンにクミンを入れて中弱火にかけ、香りが立ってくるまでから煎りしてすぐに小皿などに移す。
キャベツの水気をしっかりと絞り、クミンとパセリを加えて和えたら酢、オリーブオイルを加えて全体を混ぜて味をなじませる。
新玉ねぎは1cm角に切る。ボウルに入れて残りの挽き肉だねの材料をすべて加え、粘りが出るまでしっかりと混ぜ合わせ、6等分して厚さ約3cmの球形に成形する。
バッター液にくぐらせてからパン粉を全体にまぶしつける。
揚げ油を170℃に熱して5を入れる。途中返しながら4~5分揚げて薄めの揚げ色がついたらいったん取り出し、2~3分そのままおく。その間に揚げ油を180℃に熱してメンチカツを戻し入れ、きつね色になるまで2分ほど揚げる。コールスローとともに器に盛り、スパイシーソースをかけて食べる。
料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。野菜の力を最大限に生かしてつくる料理は滋味あふれる味わい。土に接して野菜の生命を育むことに喜びを感じるというだけあり、野菜のおいしさを引き出すことにも余念がない。季節の楽しみは食べることはもちろん、日々の生活のなかでもフルに生かされている。寄せ植えやリース、椅子の置き場所ひとつにも、季節の喜びを演出して心地のよい空間をつくり出す。最新刊は『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(弊社刊)が発売。
構成:中村裕子 写真:野口健志
この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。