野菜たっぷり春の洋食
フレッシュな食感を楽しむ"せん切り新じゃがいもの山椒バターソテー"

フレッシュな食感を楽しむ"せん切り新じゃがいもの山椒バターソテー"

新じゃがのみずみずしい食感を堪能できる一皿です。バターと醤油の風味が食欲をそそり、病みつきになります。料理研究家の植松良枝さんに、春に美味しい身近な野菜を使った、やさしい味わいの洋食を習いました。

“せん切り新じゃがいもの山椒バターソテー”のつくり方

じゃがいもはさっと火を通してフレッシュな食感を残してください。醤油は全体になじまないほうが味にメリハリが出て楽しいので「加えたらひと混ぜ」がポイントです。

材料材料 (2人分)

新じゃがいも大1個(約150g)
バター大さじ1
淡口醤油小さじ1
粉山椒適量

1下ごしらえ

じゃがいもはなるべく長さがある細いせん切りにし、途中水を替えながら10分以上さらしてからザルにあげ、キッチンペーパーなどで水気をしっかりと拭く。

2じゃがいもを炒める

熱したフライパンにバターを溶かしてじゃがいもを入れ、強火で30~40秒炒める。

3仕上げ

火を止めて鍋肌から淡口醤油を回し入れ、ひと混ぜして器に盛り、粉山椒をふる。

完成

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。野菜の力を最大限に生かしてつくる料理は滋味あふれる味わい。土に接して野菜の生命を育むことに喜びを感じるというだけあり、野菜のおいしさを引き出すことにも余念がない。季節の楽しみは食べることはもちろん、日々の生活のなかでもフルに生かされている。寄せ植えやリース、椅子の置き場所ひとつにも、季節の喜びを演出して心地のよい空間をつくり出す。最新刊は『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(弊社刊)が発売。

構成:中村裕子 写真:野口健志

この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「春のキッチン」
四季dancyu「春のキッチン」
A4変型判(120頁)
2021年3月13日発売/1100円(税込み)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。