新じゃがのみずみずしい食感を堪能できる一皿です。バターと醤油の風味が食欲をそそり、病みつきになります。料理研究家の植松良枝さんに、春に美味しい身近な野菜を使った、やさしい味わいの洋食を習いました。
じゃがいもはさっと火を通してフレッシュな食感を残してください。醤油は全体になじまないほうが味にメリハリが出て楽しいので「加えたらひと混ぜ」がポイントです。
新じゃがいも | 大1個(約150g) |
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バター | 大さじ1 |
淡口醤油 | 小さじ1 |
粉山椒 | 適量 |
じゃがいもはなるべく長さがある細いせん切りにし、途中水を替えながら10分以上さらしてからザルにあげ、キッチンペーパーなどで水気をしっかりと拭く。
熱したフライパンにバターを溶かしてじゃがいもを入れ、強火で30~40秒炒める。
火を止めて鍋肌から淡口醤油を回し入れ、ひと混ぜして器に盛り、粉山椒をふる。
料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。野菜の力を最大限に生かしてつくる料理は滋味あふれる味わい。土に接して野菜の生命を育むことに喜びを感じるというだけあり、野菜のおいしさを引き出すことにも余念がない。季節の楽しみは食べることはもちろん、日々の生活のなかでもフルに生かされている。寄せ植えやリース、椅子の置き場所ひとつにも、季節の喜びを演出して心地のよい空間をつくり出す。最新刊は『一度は使ってみたい野菜で、何度でもつくりたいレシピ』(弊社刊)が発売。
構成:中村裕子 写真:野口健志
この記事は四季dancyu「春のキッチン」に掲載したものです。