香ばしい衣と生姜醤油のコクと風味が食欲をそそる、おかずの人気者です。心もうきうき、何か新しいことを始めたくなる春にぴったりの定番料理を料理研究家の大庭英子さんに教わりました。
料理をつくりたいな、と思ったらまず、揚げ物を!みんなが大好きな鶏肉の揚げ物などはいかがでしょう?しっかり下味をつけた鶏むね肉でつくる竜田揚げがおすすめ。さっぱり味のむね肉だから軽い食べ口。火の通りが早いので、さっと揚げられるのも魅力です。お弁当にも活躍、お財布にはやさしい、といいことずくめ!
鶏むね肉 | 大1枚(300g) |
---|---|
★ 下味用 | |
・ 酒 | 大さじ1/2 |
・ 生姜汁 | 小さじ1 |
・ 醤油 | 大さじ1と1/2 |
ししとう | 8本 |
片栗粉 | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
鶏肉は縦半分に切り、厚さ2cmのそぎ切りにする。
ボウルに下味用の材料を合わせ、鶏肉を入れて手でもむようにして混ぜ、20~30分おいて下味をつける。
ししとうはへたを切り揃え、包丁の先で縦に1本切り込みを入れる。
鶏肉の水気を、キッチンペーパーで押さえるようにしてしっかりと拭く。
フライパンに揚げ油を深さの1/2ぐらいまで入れ、高めの中温(175℃)に熱し、鶏肉1/2量に片栗粉をまぶしながら1切れずつ入れる。
途中裏に返しながら、2分ほど色よくカリッと揚げて取り出す。油に残った片栗粉を目の細かい金網ですくい、残りを同様に揚げる。ししとうもさっと揚げて取り出し、鶏肉とともに器に盛り合わせる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
構成:中村裕子 写真:原ヒデトシ