グラタン自由自在!
ジューシーな甘さが魅力の"かぶと鶏肉のグラタン"

ジューシーな甘さが魅力の"かぶと鶏肉のグラタン"

こんなにジューシーだったかと、旬のかぶの野菜力を再認識するレシピです。ほんのりと甘くてとろけそう。ホワイトソースの代わりにブールマニエを溶かすことで、手軽にとろみづけできます。定番のグラタンから、旬の野菜や季節の魚を使った個性あふれるレシピを大庭英子先生に教えてもらいます。自由自在なグラタンの世界をお楽しみください!

“かぶと鶏肉のグラタン”のつくり方

かぶは傷がなく艶やかで、葉が生き生きとしたグリーンのものを選ぼう。残ったものは葉を切り落とし、乾燥しないようにそれぞれ密封して冷蔵庫で保存して。

材料材料 (2~3人分)

かぶ3個(260〜300g) 
鶏もも肉1枚(250g)
★ 下味用
・ 塩少々
・ 胡椒少々
玉ねぎ小1/2個
バター大さじ2(24g) 
白ワイン大さじ2
1/2〜2/3カップ
小さじ1/2〜2/3
胡椒少々
牛乳2/3〜1カップ
★ ブールマニエ
・ バター大さじ3(36g) 
・ 薄力粉大さじ3
グリュイエールチーズ60g(またはピザ用チーズ(すりおろす))

1下ごしらえ

かぶは根と葉に切り分け、根は皮をむいて縦4等分に切り、葉は長さ3cmに切る。玉ねぎは繊維に沿って幅1cmに切る。鶏肉は2~3cm角に切り、軽く塩、胡椒をふる。

下ごしらえ

2炒める

直径24cmのフライパンにバターを溶かし、鶏肉を入れて中火で焦がさないように炒め、表面の色が変わったら玉ねぎを入れてさっと炒める。

炒める

3煮る

かぶを加えてさらに炒め、白ワインをふって水を加えて混ぜる。煮立ってきたら塩、胡椒を入れて混ぜ、蓋をして弱火で15分ほど、かぶがやわらかくなるまで煮る。

煮る

4ブールマニエをつくる

小さなボウルにバターを入れて室温に戻し、薄力粉を加え、よく混ぜる。粉っぽさがなくなれば出来上がり。

ブールマニエをつくる

5かぶと牛乳を加える

かぶの葉を入れてしんなりするまで煮る。牛乳を加えて混ぜる。

かぶと牛乳を加える

6ブールマニエを加える

5が煮立ってきたらブールマニエを加え、全体にとろみをつける。

ブールマニエを加える

7オーブンで焼く

チーズを加えて混ぜ、全体になじんだら耐熱の器に入れて、高温(230℃前後)のオーブンで10~15分焼く。

オーブンで焼く
完成

教える人

大庭英子 料理家

大庭英子 料理家

料理研究家。和洋中を問わず、毎日役立つ家庭料理を提案。旬の野菜使いは絶妙で、定番料理はもちろん、アイディアあふれるアレンジ料理も「おいしい」と定評がある。

文:中村裕子 写真:野口健志

この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。

技あり!dancyuグラタン
技あり!dancyuグラタン
焦げ目を楽しむ78皿。

A4変型判(112頁)
ISBN:9784833480840
2021年12月21日発売/880円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。