干物のアクアパッツァをリメイク。すべての旨味が染み込んだご飯はたまりません。祖母も母も料理研究家というきじまりゅうたさんの家には、いつも美味しいご飯を食べる人で溢れていたといいます。そんなきじまさんがつくる、パワー溢れる"無国籍居酒屋"風料理をご紹介!年末年始の宴につくってみませんか?
アクアパッツァの汁を最後まで楽しむための究極の技!海老の頭の味が米にしみて、もうたまりません。無駄を出さないための工夫は、このすばらしい味わいと同じくらいゲストの心を打つ、最高の演出です。
アクアパッツァの残りの具 | 適量 |
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米 | 2合 |
水 | 適量 |
アクアパッツァの残り汁 | 100ml以上 |
バター | 20g |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適宜 |
米をといで、吸水させておく。
アクアパッツァの残り汁に水を足して合計400mlにし、味見してそのままスープとして飲める程度の塩味になるように、塩で味をととのえる。
鍋もしくは炊飯器に米と2、バターを入れて炊飯する。
炊けたらアクアパッツァの具をのせて少し蒸らす。好みで胡椒をふる。
祖母は村上昭子、母は杵島直美。多彩な家庭料理を肌で学びながら育つ。アパレルメーカー勤務を経て料理の道に。同世代のリアルな目線でつくるアイデアメニューが持ち味。趣味はサーフィンと音楽鑑賞。『お昼ごはんのめんレシピ!』など著書多数。
文:椙下晴子 写真:田村昌裕
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。