「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」には、から揚げのつくり方が54種類も掲載されています。その魅力を少しだけご紹介。今回は、南インド発祥とされるチキン65のレシピです。
普段の夕飯に、運動会や遠足の弁当に、宴会にと、実は出番がとても多いメニューなのに、一度つくり方をマスターしてしまうと味つけのバリエーションを増やす機会がなかなかないのが、から揚げ。でもそれではもったいないです! から揚げのつくり方は星の数ほどありますが、どれもが正解でどれもが美味。せっかくならその正解をたくさん増やしましょう。
現在好評発売中の「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」では、つくり方の違いや使う部位の種類、また味つけなど、みんな違ってみんなおいしい54種類のレシピを掲載しています。
今回はその中から、他の国のから揚げを一つ紹介します。から揚げの定義は「食材に粉をはたいて油で揚げたもの」ですが、南インド発祥とされるチキン65は、仕上げにスパイスをたっぷり使った大人のから揚げ。ビールにぴったりです。
料理研究家の今井亮さんに習いました。
鶏もも肉 | 2枚 |
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片栗粉 | 大さじ4 |
揚げ油 | 適量 |
A | |
・ にんにく | 1片分(すりおろす) |
・ 生姜 | 1片分(すりおろす) |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1 |
B | |
・ サラダ油 | 大さじ2 |
・ マスタードシード | 小さじ1(黒) |
・ クミンシード | 小さじ1 |
C | |
・ コリアンダーパウダー | 小さじ1 |
・ カイエンペッパー | 小さじ1/2 |
・ 黒胡椒 | 小さじ1/2 |
D | |
・ ケチャップ | 大さじ5 |
・ 水 | 1/4カップ |
・ 塩 | 少々 |
鶏肉は2cm間隔で切り込みを入れ、大き目の一口大に切り分ける。
ボウルに鶏肉、Aを入れてもみ込む。鶏肉にラップをぴったり貼りつけ、冷蔵庫で30分ほど味を馴染ませる。
鶏肉に片栗粉をまぶし、一切れずつ手で軽く握って粉をしっかりつける。
170℃に熱した揚げ油で、鶏肉を4~5分揚げる。火を強めてさらに2分揚げ、取り出して油をきる。
フライパンにBを入れて弱火にかけ、蓋をする。パチパチとシードが弾けてきたら、Cを加えて香りが立つまで炒める。
Dを加えて中火にし、混ぜ合わせる。沸いたらすぐにから揚げを加えて、手早くからめる。
京都府京丹後市の日本海に面した地域で生まれ、大自然と共に育つ。京都市内の中華料理店勤務、料理家のアシスタントなどを経て独立。『そそる!うち中華』『白飯サラダ』など著書多数。
文:安井洋子 撮影:キッチンミノル
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。