青梗菜(ちんげんさい)の美味しさをストレートに楽しめる一品です。 冬のイメージが強い青菜ですが、秋から旬を迎える青菜もあるのです。まだ葉がやわらかく、香りもやさしい秋の青菜。秋ならではのおいしい食べ方を植松良枝さんに教えてもらいました。
青菜の種類はたくさんあるけれど、青梗菜でつくるからこそおいしいひと皿です。ゆでただけなのに強火でさっと炒めたかのよう。色鮮やかでコクがあってシャキシャキです。
青梗菜 | 2株 |
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胡麻油 | 適量 |
塩 | 適量 |
★ 中華だれ | |
・ オイスターソース | 大さじ1 |
・ 酢 | 大さじ1 |
・ 醤油 | 大さじ1 |
・ 赤唐辛子* | 1本(生) |
*豆板醤適量で代用しても。
青梗菜は株を縦に4等分に切る。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、胡麻油と塩を加え(水1Lに対し、胡麻油、塩各小さじ2が目安)、青梗菜を根元から入れて40秒ほどゆでたらザルにあげ、粗熱が取れたら食べやすく切って器に盛る。
赤唐辛子はへたと種を取って斜め薄切りにし、残りのたれの材料と混ぜ合わせる。2にたれを適量かける。
料理研究家。人気の料理教室「日々の飯事」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。
構成:中村裕子 写真:野口健志
この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。