収穫の秋をまるごと食卓に!
さくっと旨味たっぷりな"舞茸のフリット"

さくっと旨味たっぷりな"舞茸のフリット"

香りも旨味も豊かな舞茸のフリットです。ぜひ揚げたてを楽しんで下さい。実りの秋です!旬の食材の風味を大切にした、季節の料理を料理研究家の植松良枝さんに習いました。

“舞茸のフリット”のつくり方

秋のきのこはパワフル。シンプルに揚げて食感も楽しんでください。ビールでつくった衣はサクサクで最高!衣は揚げる直前につくるのがポイントです。

材料材料 (2~3人分)

舞茸1パック
小麦粉適量
★ 衣
・ 小麦粉1/2カップ
・ 片栗粉1/2カップ
・ ビール約2/3カップ(約120ml(冷たいもの))
揚げ油適量
少々

1下準備

舞茸は食べやすい大きさに手で裂き、小麦粉を薄くまぶしつけておく。

2衣をつくる

大きめのボウルに小麦粉と片栗粉を入れ、泡立て器でなじませたらビールを少しずつ注いでさっくりと混ぜ合わせる。

衣をつくる
衣にビールを加えると、衣の中にビールの気泡が入り、揚げたときに泡が出ていった部分が空洞になります。だからサクサクに揚がるというわけです。

3揚げる

舞茸を衣にくぐらせ、170℃の揚げ油に入れてカリッと揚げ、皿に盛って塩をつけていただく。

完成

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

季節の移ろいを愛してやまない料理研究家。人気の料理教室「日々の飯」主宰。料理だけではなく毎日の生活にも季節の彩りを添え、暦や月の満ち欠けも生活の節目として大切に考える。1歳半を迎える子供の離乳食にも季節を映すことを忘れず、家族で季節ごとの喜びを分かち合っている。

このレシピは四季dancyu「秋の台所。」に掲載されたものです。

文:中村裕子 撮影:野口健志

四季dancyu「秋の台所。」
四季dancyu「秋の台所。」
A4変型 判( 120 頁)
2019年09月13日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。