市販のローストビーフを贅沢に使った、冷酒にもワインにも合う押し寿司のレシピです。夏の暑い日でもつい箸が伸びてしまう、華やかでおいしいお寿司をご紹介します。
ローストビーフは薄切りにして酢飯の上に敷き詰めるのがポイント。厚ければいいというものではなく、酢飯との一体感や食べたときのバランスが大事です。ホースラディッシュでつくる特製だれがおいしさの秘密。各自が好きなだけ切り分けていただきます。
★ 基本の酢飯 | (2合分) |
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・ 米 | 2合 |
・ 昆布 | 長さ6~8cm |
・ 酢 | 1/4カップ |
・ 砂糖 | 大さじ1と1/2 |
・ 塩 | 小さじ1 |
ローストビーフ | 300g(市販の物/塊) |
トマトケチャップ | 小さじ1 |
ウスターソース | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
塩 | 少々 |
粗挽き黒胡椒 | 少々 |
★ 特製だれ | |
・ ホースラディッシュ | 大さじ3(すりおろし) |
・ マヨネーズ | 大さじ2 |
・ 酢 | 大さじ1/2 |
・ フレンチマスタード | 大さじ1/2 |
・ 塩 | 少々 |
・ 胡椒 | 少々 |
クレソン | 適量 |
米は研いでザルに上げ、炊飯器に入れて2の目盛りまで水を入れ、昆布を入れて炊く。酢、砂糖、塩を混ぜ合わせて合わせ酢をつくり、ご飯が炊き上がったら昆布を外して、水で湿らせた飯台に一気に移し、合わせ酢を回し入れる。しゃもじでほぐすように混ぜ、うちわで冷ましながら切るように混ぜ、ツヤをだす。乾燥しないように、使うまで水でぬらしてかたく絞った手拭いや布巾をかけておく。
ローストビーフは薄切りにする。ボウルにトマトケチャップ、ウスターソース、醤油、塩、胡椒を入れて混ぜ合わせ、ローストビーフを加えて味をからめる。
特製だれの材料は混ぜ合わせておく。
型に枠からはみ出るくらいのラップを敷き、酢飯の半量を入れて平らにし、押し蓋で押す。特製だれの2/3量を塗り、ローストビーフの半量を少し重ねながら並べる。残りの酢飯を入れて平らにし、残りのローストビーフを少し重ねながら並べ、ラップをし、押し蓋でしっかりと押す。
型からはずして器に盛り、残りの特製だれをところどころにのせ、クレソンを添える。食べやすい大きさに切り分ける。
料理研究家のアシスタントを経て独立し、雑誌やテレビ等で活躍中。身近な食材を使った再現性の高いレシピに定評がある。旅行好きで韓国、台湾など旅先で出合った味をアレンジしたレシピも得意。『遅夜スープ』『漬けておくだけで、おいしい一品 漬けものレシピ』など著書多数。
文:松原京子、撮影:木村 拓、長野陽一(プロフィール写真)