濃い味付けなので、ご飯のお供に最適な一品です。野菜もたっぷりとれて食欲も増すので、夏の疲れ対策にぜひ。シンプルに焼いて、さっぱり和えて、豪快に炒めて、と夏野菜の旨味を最大限生かした、植松良枝さん直伝の直球料理をご紹介します。
オイスターソースの濃厚な旨味が野菜になじんで深い味わいに。ポリポリと歯ざわりのいい野菜は、食べても食べてもまた手が伸びてしまいます。
きゅうり | 2本 |
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にんじん | 中1/2本 |
なす | 中1個 |
みょうが | 3~4個 |
葉つき生姜 | 8本(または新生姜 60~80g) |
ししとう | 6本 |
オクラ | 小6本 |
★ 漬け汁 | |
・ 醤油 | 大さじ4 |
・ オイスターソース | 大さじ3 |
・ 酢 | 大さじ3 |
・ 水 | 大さじ2 |
・ きび砂糖 | 小さじ2 |
・ ラー油 | 小さじ2 |
・ 塩 | 小さじ1 |
・ 胡麻油 | 小さじ1 |
漬け汁の材料をよく混ぜ合わせておく。
きゅうりは縦4等分に切ってから細長い乱切り、にんじんは皮をむき、なすとともに縦半分に切ってから厚さ5mmの斜め薄切りにする。みょうがは縦半分に切ってから縦に3等分、葉つき生姜も縦に3等分にする。ししとうはへたを取り、オクラはガクをぐるりとむく。
野菜と漬け汁を厚手の保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じ、途中上下を返しながら冷蔵庫で3~4時間漬ける。
料理研究家。人気の料理教室「日々の飯まま事ごと」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。
文・中村裕子 撮影・野口健志
この記事は四季dancyu「夏のキッチン」に掲載したものです。