上田淳子さんの夏の家飲み
柔らかな甘味が美味しい"揚げ鶏と夏野菜のマリネ"

柔らかな甘味が美味しい"揚げ鶏と夏野菜のマリネ"

香ばしく揚げた柔らかな鶏むね肉と、食感のいいパプリカと新玉ねぎをマリネにしました。料理研究家の上田淳子さんに、家飲みが楽しくなる“夏ごはん”のレシピを習いました。サラダからメインまで、どのレシピも手軽で、冷めてもおいしいのでゆっくり飲みながら楽しんでみてください。

“揚げ鶏と夏野菜のマリネ”のつくり方

ほんのり甘い味つけで子供にも食べやすいです。揚げた鶏むね肉は冷やしても、ジューシーで柔らか。緑の野菜をプラスするときは、マリネ液に漬け込むと色が変わるので、仕上げのときに一緒に盛りつけましょう。前日につくって冷蔵庫に入れておけば味がぐんと深まりますよ。

材料材料 (4~5人分)

鶏むね肉2枚(約450g)
適量
胡椒適量
小麦粉適量
揚げ油適量
新玉ねぎ1個
赤パプリカ1個
黄色パプリカ1個
オリーブ油大さじ1
バジルの葉適量
★ [マリネ液]
・ 酢大さじ3
・ レモン汁大さじ1
・ 砂糖大さじ3
・ 塩大さじ1/2
・ 水大さじ4

1マリネ液をつくる

マリネ液の材料をボウルにすべて入れ、よく混ぜ合わせておく。

2材料の下ごしらえ

玉ねぎは皮をむいて、幅1cmのくし形切りにする。へたと種を取ったパプリカは乱切りにする。

3具材を炒める

フライパンを中火にかけ、熱くなったらオリーブ油をひき、2を入れて軽く火が通るまで炒め、1に漬ける。

4鶏肉の下ごしらえ

鶏肉は、食べやすい大きさにそぎ切りにし、塩小さじ1/2、胡椒少々をすり込み、表面に小麦粉を薄くはたきつける(鶏肉と小麦粉をビニール袋に入れて振るときれいにできて楽!)。

5鶏肉を揚げる

さっと洗ったフライパンを再び中火にかけてオリーブ油を深さ1cm程度注ぎ入れる。熱くなったら4を1分ほどかけてからりと揚げ(一度にたくさん入れずに数枚ずつ、数回に分けて揚げること)、油をきって熱いうちに1に漬け込む。

鶏肉を揚げる
そぎ切りにした鶏むね肉は、数枚ずつ油の中を泳がすように入れるときれいに揚がる。

6盛りつける

粗熱がとれて、味がなじんだらOKだが、一晩冷蔵庫におくと味がしみておいしい。器に盛り、仕上げにバジルを散らす。

完成

教える人

上田淳子さん 料理研究家

上田淳子さん 料理研究家

「家飲み料理は前日に半分くらいつくっておけるレシピが楽ですよ」と料理研究家の上田さん。ご自身もよく家飲みで楽しんでいる家飲み達人!近著に『フレンチベースの小さなおもてなし12か月』『るすめしレシピ』『フランス人は、3つの調理法で野菜を食べる。』など。

文:瀬川慧 写真:神林環

※この記事は四季dancyu「夏の定番。」に掲載したものです。

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瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。