平野由希子さんのワインに合うタルティーヌ
新玉ねぎやそら豆が美味!春の"温製タルティーヌ"

新玉ねぎやそら豆が美味!春の"温製タルティーヌ"

火を通して甘くなる玉ねぎやそら豆に、焼くことでさらに持ち味を発揮する桜海老やシェーブルチーズを合わせました。思わず手が伸びるような色鮮やかさも楽しめます。タルティーヌとは、スライスしたパンに食材をのせたフランス式のオープンサンドだ。人気料理研究家の平野由希子さんが教えてくれたのは、ワインと楽しみたいさまざまなタルティーヌ。ぜひつくってみてください。

“温製タルティーヌ”のつくり方

香ばしい匂いとともに、こんな焼きたてのタルティーヌがテーブルに運ばれてきたら話も弾む。いや、ワインが何本あっても足りないと心配になるかも。

タルティーヌ向きのパン

バゲットやカンパーニュなど、しっかりめのパンがおすすめ。やわらかなパンはトーストして使用しても。切り方を変えるだけでも印象が変わる。

バゲットやカンパーニュ

新玉ねぎと桜海老のタルティーヌ

材料材料 (2~3人分)

バゲット6枚(幅1cmにスライスしたもの)
新玉ねぎ小1個
釜揚げ桜海老大さじ3
タイム1枝
オリーブオイル大さじ1
少々

1玉ねぎを切る

玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。

2玉ねぎを炒める

フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎを入れ塩をふって中火でしんなりするまで炒める。

3焼く

パンの上に②を等分にのせ、桜海老、タイムの葉をしごいてのせてオーブントースターで焼き色がつくまで焼き、オリーブオイル(分量外)少々を回しかける。

そら豆とシェーブルチーズのタルティーヌ

材料材料 (2~3人分)

バゲット6枚(幅1cmにスライスしたもの)
そら豆12粒
シェーブルチーズ1個(クロタン・ド・シャヴィニョールなど)
タイム1枝
オリーブオイル適量

1下ごしらえ

そら豆はかために塩ゆでして薄皮をむき、半分に割る。チーズは薄切りにする。

2焼く

パンにオリーブオイルを垂らして、そら豆を並べ、チーズ、タイムの葉をしごいてのせ、オリーブオイルを回しかける。オーブントースターでこんがりとするまで焼く。

完成

教える人

平野由希子さん 料理家

平野由希子さん 料理家

フレンチをベースに、ワインをはじめとするお酒とのペアリングのレシピを多岐にわたって提案している。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。料理教室「cuisine et vin」主宰。「ル・クルーゼ」シリーズなど著書多数。

文:瀬川慧 写真:公文美和

※この記事は技あり!dancyu「パン」に掲載したものです。

技あり!dancyu パン
技あり!dancyu パン
A4変型 判( 104 頁)
ISBN: 9784833480192
2021年04月30日発売 / 880円(税込)
瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。