平野由希子さんのワインに合うタルティーヌ
リッチで濃厚なウニやイクラの"魚介タルティーヌ"

リッチで濃厚なウニやイクラの"魚介タルティーヌ"

贅沢な食材を使ったワインにも合う一品です。魚介の旨味が一層感じるのでパンは焼いたものを使うのがお薦め。タルティーヌとは、スライスしたパンに食材をのせたフランス式のオープンサンドだ。人気料理研究家の平野由希子さんが教えてくれたのは、ワインと楽しみたいさまざまなタルティーヌ。ぜひつくってみてください。

“魚介タルティーヌ”のつくり方

魚卵はワインに合わないという既成概念を吹き飛ばす、ご馳走タルティーヌ。白ワインでマリネしたイクラにはサワークリームを、ウニはバターで焼くなど、おいしいコツが満載だ。

タルティーヌ向きのパン

バゲットやカンパーニュなど、しっかりめのパンがおすすめ。やわらかなパンはトーストして使用しても。切り方を変えるだけでも印象が変わる。

バゲットやカンパーニュ

“いくらのタルティーヌ”のつくり方

材料材料 (2~3人分)

パン・ド・カンパーニュ2~3枚(幅1cmにスライスしたもの)
イクラ100g(塩漬け)
白ワイン大さじ1
サワークリーム30g
A
イタリアンパセリ小ねぎと合わせて大さじ1(みじん切り)
小ねぎイタリアンパセリと合わせて大さじ1(みじん切り)
ディル適量

1下ごしらえ

イクラに白ワインを加えてマリネする。

2クリームを混ぜる

サワークリームにAをえて混ぜる。

3具材をのせる

パンに②を塗り、①をのせて、ディルを散らす。

“うにバターのタルティーヌ”のつくり方

材料材料 (2~3人分)

バゲット6枚(幅1cmにスライスしたもの)
生ウニ100g
バター大さじ2
適量
黒胡椒適量

1下ごしらえ

バゲットはこんがりするまで焼いておく。

2具材を焼く

フライパンにバターを熱し、パチパチという泡が消えたところで、ウニを加えてさっとからめたら、火を止める。

3仕上げ

パンに②を汁ごとのせて塩、黒胡椒を粗く挽いてふる。

完成

教える人

平野由希子さん 料理家

平野由希子さん 料理家

フレンチをベースに、ワインをはじめとするお酒とのペアリングのレシピを多岐にわたって提案している。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。料理教室「cuisine et vin」主宰。「ル・クルーゼ」シリーズなど著書多数。

文:瀬川慧 写真:公文美和

※この記事は技あり!dancyu「パン」に掲載したものです。

技あり!dancyu パン
技あり!dancyu パン
A4変型 判( 104 頁)
ISBN: 9784833480192
2021年04月30日発売 / 880円(税込)
瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。