ハンバーグを一人前ずつ焼かなきゃいけないなんて、誰が決めた!?塊で焼けば、よりジューシーに仕上がります。ケーキのように取り分けて楽しんでください。小さなフライパンは超がつくほど役に立つんです!餃子や肉巻きを、ぎゅうぎゅうに詰めて、大きなハンバーグもジューシーに、蓋をすれば蒸し煮、蒸し焼きが超クイックに出来上がります。人気料理研究家の大庭英子さんに、フライパンひとつでできるメインになるおかずを習いました。
4人分のハンバーグをどーんと、ひとまとめにして焼き上げます。形づくる手間もなく、ひっくり返すのも1回。しかも、ふっくら。ひと口食べると、そのジューシーさに驚くはずです。
★ 挽き肉だね | |
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・ 合挽き肉 | 400g |
・ 玉ねぎ | 大1/2個分(100g)(みじん切り) |
・ バター | 大さじ1/2 |
・ 生パン粉 | 1カップ |
・ 牛乳 | 1/3カップ |
・ 卵 | 大1個 |
・ 塩 | 小さじ2/3 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ ナツメグ | 少々 |
サラダ油 | 少々 |
★ ソース | |
・ 赤ワイン | 大さじ4 |
・ トマトケチャップ | 大さじ4 |
・ ウスターソース | 大さじ2 |
・ 塩 | 少々 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ バター | 大さじ1 |
★ じゃがいもソテー | |
・ じゃがいも | 2個 |
・ オリーブオイル | 大さじ2/3 |
・ 塩 | 少々 |
ミニトマト | 4個 |
クレソン | 1束 |
イタリアンパセリ | 適量 |
玉ねぎは耐熱の器に入れてバターをのせ、600Wの電子レンジで1分ほど加熱して冷まし、パン粉は牛乳でしっとりと戻す。ボウルに挽き肉だねの材料をすべて入れ、手で粘りが出るまでよく混ぜる。水で濡らした手に1/2量の挽き肉だねをとってキャッチボールの要領で余分な空気を抜く。残りも同様にする。
じゃがいもは皮のまま洗って耐熱の皿にのせ、ラップをふんわりとかけて600Wの電子レンジで4~5分加熱する。縦4等分に切り、フライパンにオリーブオイルを熱して入れ、中火で色よく焼きつけて塩をふり、取り出す。
フライパンを洗って水気を拭き、底面の全体にサラダ油をひき、挽き肉だねをフライパン全体に入れる。
蓋をして中火にかけ、3分ほど焼き、弱火にしてさらに5分ほど焼く。
裏に返し、蓋をして強めの中火で2~3分焼き、弱火にしてさらに5分ほど焼き、器に盛る。
5のフライパンにバター以外のソースの材料を入れ、混ぜながらとろりとするまで煮詰め、バターを入れて全体を混ぜる。
ハンバーグにじゃがいもソテー、ミニトマト、クレソン、イタリアンパセリを添え、7のソースをかける。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。