ウスターソースの香りと、スパイシーな刺激が隠し味!皮付きの新じゃががメインのおかずです。よく買う春野菜も新しいレシピで食べてみると、違った発見があって楽しいですよ!人気料理研究家の重信初江さんに、いつもとちょっと違う味つけのシンプルでつくりやすいレシピを習いました。
ふだんの肉じゃがは主菜かな?副菜かな?と悩みますが、このソース醤油煮なら堂々とした主菜。香りにパンチはありますが、食べるとそれほどソースの味は主張せず、しみじみとしたおいしさです。
牛肉 | 200g(切り落とし) |
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新じゃが | 5個(250g)(小) |
揚げ油 | 適量 |
サラダ油 | 小さじ1 |
生姜 | 1片分(薄切り) |
A | |
・ 水 | 2カップ |
・ 酒 | 1/2カップ |
・ ウスターソース | 大さじ2 |
・ 醤油 | 大さじ1/2 |
・ 塩 | 少々 |
木の芽 | 適量 |
新じゃがはよく洗って半分に切り、フライパンに揚げ油(高さ1cmくらい)を中温で熱した中に入れる。時々上下を返しながら2~3分きつね色になるまで揚げる。中まで火が通っていなくてもいい。
フライパンを一度空にしてからサラダ油を熱する。温まったら生姜と牛肉を入れて中火で2分ほど炒め、Aを注ぐ。
2に1を入れて、落とし蓋をして中火で6~7分煮る。
最後は落とし蓋をはずし、時々上下を返しながら汁気がほとんどなくなるまで3~4分煮る。器に盛り、木の芽を飾る。
調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。雑誌、テレビ、イベントなどで幅広く活躍中。著者に『Tsukemono cook book 漬けものレシピ』『Sushi cook book すしレシピ 』(ともに朝日新聞出版)、『おうちで深夜食堂』(共著/小学館)など多数。
写真:鈴木泰介 文:椙下春子
※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。