生ハムの塩味で、そのまま食べても美味しいおつまみです。が、流行りの馬告(マーガオ)塩をつけて食べると、爽やかでより美味しくなります。よく買う春野菜も新しいレシピで食べてみると、違った発見があって楽しいですよ!人気料理研究家の重信初江さんに、いつもとちょっと違う味つけのシンプルでつくりやすいレシピを習いました。
ビールの効果でカラッと揚がった山菜のそれぞれの持ち味が際立ちます。山菜の苦味が油でマイルドになって、いくらでも食べられそう。生ハムの塩気で十分そうなら、馬告に塩を混ぜずにそのままふりかけてもいいですね。
たらの芽 | 6本 |
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たけのこ | 100g(小1本)(ゆでたもの) |
うど | 200g |
生ハム | 50g(5~6枚) |
小麦粉 | 60g |
ビール | 1/2カップ弱 |
揚げ油 | 適量 |
馬告(マーガオ) | 小さじ1/2 |
塩 | 小さじ1 |
たらの芽は根元がかたければ少し切る。たけのこは6等分に、うどは4~5cm長さに切ってから厚めに皮をむき、使うまで水につけておく。それぞれを帯状に切った生ハムで巻く。
馬告をミルや乳鉢などでつぶして香りを出したら塩と混ぜておく。
小麦粉にビールを少しずつ入れて混ぜ、天ぷら衣くらいのとろとろした濃度にする。
1を3にくぐらせ、中温の油で2~3分上下を返しながら揚げる。器に盛り、2の馬告塩を好みでつけながら食べる。
調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。雑誌、テレビ、イベントなどで幅広く活躍中。著者に『Tsukemono cook book 漬けものレシピ』『Sushi cook book すしレシピ 』(ともに朝日新聞出版)、『おうちで深夜食堂』(共著/小学館)など多数。
写真:鈴木泰介 文:椙下春子
※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。