れんこんとごぼうは旨味のしみ出たサバの缶汁で蒸し炒めにします。隠し味のマスタードを加えると、ほんのりと酸味が広がり、コクが生まれます。材料に表記した醤油味、味噌味の使い分けは目安にして、臨機応変、お好きな味つきサバ缶を自由に使ってつくってみてください!
醤油味のサバ、れんこん、ごぼう。この和風味を打ち破るのはにんにくパワー。サバをほぐしながら野菜全体にからめ、味を均等につけるのがポイントだ。
サバ缶(醤油味) | 1缶(190g) |
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れんこん | 小1節(150g) |
ごぼう | 1本(80g) |
にんにく | 1片 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
白ワイン | 大さじ1 |
粒マスタード | 小さじ2 |
胡椒 | 少々 |
サバは身を取り出して大きくほぐす。れんこんはピーラーで皮をむいて縦半分に切り、幅1cmの半月切りにして水でさっと洗い、水気を拭く。ごぼうは皮をこそげて長さ4cmに切り、縦に厚さ5mmに切り、水でさっと洗い、水気を拭く。にんにくは縦半分に切る。
フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったられんこん、ごぼうを加えて炒める。
缶汁を加え、蓋をして弱火で汁気がなくなるまで蒸し炒めにしてサバを加える。白ワインをふり入れて粒マスタード、胡椒を加え、全体を炒め合わせる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。