サバの甘辛味を利用したやさしい和風味で、豆腐入りだからふんわりソフトな食感。ど~んと大きくダイナミックにつくるのがお薦めです。材料に表記した醤油味、味噌味の使い分けは目安にして、臨機応変、お好きな味つきサバ缶を自由に使ってつくってみてください!
キャベツの芯は、すりこ木やめん棒などでたたいてつぶして平らにしておくと、たねが包みやすい。缶詰の汁の旨味を利用するから、スープは水でOKだ。
★ たね | |
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・ サバ缶(醤油味) | 1缶(190g入り) |
・ 木綿豆腐 | 1/2丁(150g) |
・ 生姜 | 小さじ1/2(すりおろし) |
キャベツの葉 | 大4枚 |
塩 | 少々(キャベツをゆでる用) |
★ 煮汁 | |
・ 水 | 1カップ |
・ サバの缶汁 | 全量 |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/5 |
・ 胡椒 | 少々 |
パセリ | 少々(みじん切り) |
豆腐は手でほぐしてザルにのせて10~20分おき、水気をきる。ボウルに入れ、生姜を加えて手でつぶし、サバの身を加えて軽く混ぜ、2等分にする。
キャベツは塩を加えたたっぷりの熱湯に入れ、2分ほどゆでてザルに広げて粗熱を取る。
キャベツの水気を拭き、芯の部分をすりこ木などでつぶして平らにする。1枚の葉にたねをのせて丸く包み、もう1枚で包んで2重にする。同様にしてもう1つつくる。
直径18cmぐらいの鍋にの包み終わりを下にして入れる。水を加え、サバの缶汁をこし入れて中火にかけ、煮立ってきたら酒、塩、胡椒を加え、蓋をして弱火で10~15分煮る。器に盛って煮汁を注ぎ、パセリをふる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。