鯛と大豆は相性抜群!特別な日に食べたいとっておきの炊き込みご飯です。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに活動するオカズデザインの二人は、東京と岡山で二拠点生活をしています。文字どおり「水が合った」という蒜山・中和で暮らすようになって、今まで以上に、手の届く範囲のものを使って料理をするようになったそう。そんな二人の自宅ごはんを習いました。
この組み合わせがこんなにおいしいなんて……!脂ののった鯛と昆布の旨味のしみた米と大豆の食感の違いも楽しい傑作ご飯。お祝い事などにもぴったりです。
鯛の切り身 | 200~300g |
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白米 | 3合 |
大豆 | 100g |
昆布 | 5cm角1枚 |
水 | 450ml |
酒 | 大さじ6 |
塩 | 小さじ1 |
大豆を一晩水に浸す。翌朝、ザルにあげてよく水気をきる。
昆布は水と酒につけ、3時間以上おく。米を洗ってザルにあげ、傾けて水気をきる。昆布をつけた鍋に塩を入れてよく混ぜたら、そこに洗った米を浸して、夏場なら30分、冬場なら1時間おく。
フライパンに1の大豆を入れて強火で絶えず揺すりながら煎る。はじけるような音がしてきたらごく弱火にし、焦げないように揺すりながらさらに20分煎る。最後は強火にして、うっすら焦げ目がついたら、熱いうちに鍋に入れる。
鯛は大きめの一口大に切り、多めの塩(分量外)をふり、熱湯にさっとくぐらす。
3を火にかけ、沸騰したら4の鯛を加えて普通に炊き上げる。蒸らし終わったらさっくりと混ぜ合わせる。炊飯器の場合は、蒸気が上がったタイミングで鯛を加えよう。
2000年結成。書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がける。東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」をオープン。作家の器の展示、季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催している。著書に『二菜弁当』『マリネ』など。映像では映画『食堂かたつむり』、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』などの料理指導、監修・制作を担当。
写真:キッチンミノル 文:椙下春子
この記事は四季dancyu「春の食卓。」に掲載したものです。