酒を呼ぶアボカドスナック
日本酒に合う和のスパイス料理"アボカドとエビのレモン味噌和え"

日本酒に合う和のスパイス料理"アボカドとエビのレモン味噌和え"

山椒をきかせることで、アボカドのとろっとした旨味を爽やかにまとめた一皿。日本酒との相性抜群なので、ぜひ晩酌のお供につくってみてください。爽やかなハーブや刺激のあるスパイスと出合うことで、マイルドでクリーミーなアボカドの魅力がアップ。インド・スパイス料理研究家の香取薫さんに、本格的なインド料理のテクニックから和のハーブを使った独創的な料理まで、酒を呼ぶ色鮮やかなスナックのつくり方を教わりました。

“アボカドとエビのレモン味噌和え”のつくり方

和のスパイス、山椒をきかせた爽やかな一品だ。食べごろのとろっとしたアボカドと、ぷりっと弾けるエビの食感の差が絶妙。西京味噌の甘味が隠し味になり日本酒を呼ぶ。

材料材料 (2人分)

アボカド1と1/2個
むきエビ8尾(中サイズ)
オリーブオイル小さじ2
ターメリック小さじ1/5
A
・ ターメリック小さじ1/3
・ 酒大さじ2
・ 京味噌大さじ2
B
・ レモン汁小さじ2
・ 砂糖小さじ2
・ 塩小さじ1/4
粉山椒小さじ1/2

1下ごしらえ

アボカドは縦半割りにして種を取り、皮をむいて、半個を約6等分に切る。

2エビを蒸し煮にする

エビは背中に深く切り込みを入れて背ワタを取る。小鍋にエビとAを入れて混ぜ、蓋をして強火にかける。30秒たったら中火にして、2分ほど蒸し煮にする。ザルにあげて水気をきる。

エビを蒸し煮にする
ターメリックはエビの色づけに役立つ上、素材のくさみを抜くのにも重宝する。酒も合わせると、その効用は倍増だ。エビはプリッと仕上げたい。加熱しすぎるとかたくなるので気をつけよう。

3タレをつくる

ボウルにBを入れて混ぜる。

4ターメリックを炒める

小さめのフライパンにオリーブオイルを中火で熱し、ターメリックを加えてさっと混ぜて、3のボウルに注ぐ。

ターメリックを炒める
脂溶性のターメリックは加熱しないと苦い。そこで、オリーブオイルで炒めてから味噌と混ぜるのがポイント。ターメリックは素材と素材の味をつなげる効果もあるので、全体がまとまる。

5仕上げ

4に1、2、粉山椒を入れてさっくりと和える。

完成

教える人

香取 薫  インド・スパイス料理研究家

香取 薫  インド・スパイス料理研究家

長年インドへ赴き、現地の主婦たちから家庭料理を習得。日本人に合わせたスパイス使いが得意で、料理教室などで本場の技を伝授。伝承医学・アーユルヴェーダにも精通する。『薫るスパイスレシピ』(山と渓谷社)など著書多数。

文:安井洋子 写真:竹之内祐幸

※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。

使えるdancyuアボカド
使えるdancyuアボカド
A4変型 判( 88 頁)
ISBN: 9784833479349
2020年11月16日発売 / 880円(税込)
安井 洋子

安井 洋子

九十九里生まれ。東京に住んでみたけれど、海が恋しくなって葉山に移住。雑誌やウェブに食まわりの記事を執筆する。息抜きは、ナチュラルワイン好きの聖地・鎌倉でのひとり飲み。