酒を呼ぶアボカドスナック
複雑味がたまらない"アボカドのトマトチャトニー和え"

複雑味がたまらない"アボカドのトマトチャトニー和え"

「チャトニー」とはインドでよく使われるペースト状のソースのこと。今回の一品は具材を混ぜてサルサのように仕上げ、トルティーヤチップスと相性抜群。爽やかなハーブや刺激のあるスパイスと出合うことで、マイルドでクリーミーなアボカドの魅力がアップ。インド・スパイス料理研究家の香取薫さんに、本格的なインド料理のテクニックから和のハーブを使った独創的な料理まで、酒を呼ぶ色鮮やかなスナックのつくり方を教わりました。

“アボカドのトマトチャトニー和え”のつくり方

トルティーリャチップスにのせて楽しみたいインド風のサルサ。シンプルなスパイス使いとは思えないほど複雑な味わいで、華やかな香りがふんわりと広がるやみつきの味!

材料材料 (2人分)

アボカド1と1/2個(かため)
A
・ トマト1個(完熟)
・ 玉ねぎ1/8個
・ 赤唐辛子1本
・ ターメリック小さじ1/3
・ 塩小さじ1/2
香菜適量(ざく切り)
サラダ油大さじ1
マスタードシード小さじ1/2
黒胡椒小さじ1/4
トルティーリャチップス適量

1下ごしらえ

アボカドは縦半割りにして種を取り、皮をむいて、1cm角に切る。

2トマトをペースト状にする

Aのトマトと玉ねぎはざく切りにし、赤唐辛子は手でちぎり、ほかのAの材料と一緒にフードプロセッサーかミキサーでペースト状になるまで攪拌する。

3マスタードシードを炒める

鍋に油を強めの中火で熱し、マスタードシードをまず数粒入れ、パチンと弾けてきたら残りを加える。

4ペーストを煮る

勢いよく弾けてきたら2を投入してサッと混ぜ、蓋をして弱火で8分煮る。

ペーストを煮る
トマト入りのペーストを煮ている間はいじらずに、弱火でじっくりと加熱しよう。煮すぎると風味がとんでしまう。トマトのフレッシュ感を残すためには8分ほど煮るのがベスト。

5仕上げ

火を止めて、アボカド、黒胡椒、香菜を混ぜ合わせて完成。器に盛り、トルティーリャチップスにのせて食べる。

完成

教える人

香取 薫  インド・スパイス料理研究家

香取 薫  インド・スパイス料理研究家

長年インドへ赴き、現地の主婦たちから家庭料理を習得。日本人に合わせたスパイス使いが得意で、料理教室などで本場の技を伝授。伝承医学・アーユルヴェーダにも精通する。『薫るスパイスレシピ』(山と渓谷社)など著書多数。

文:安井洋子 写真:竹之内祐幸

※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。

使えるdancyuアボカド
使えるdancyuアボカド
A4変型 判( 88 頁)
ISBN: 9784833479349
2020年11月16日発売 / 880円(税込)
安井 洋子

安井 洋子

九十九里生まれ。東京に住んでみたけれど、海が恋しくなって葉山に移住。雑誌やウェブに食まわりの記事を執筆する。息抜きは、ナチュラルワイン好きの聖地・鎌倉でのひとり飲み。