定番中の定番魚料理と言えるさばの味噌煮ですが、しっかり煮汁を煮詰めるのが美味しく作るコツです。せっかく魚がおいしい冬だからこその魚の定番メニューを重信初江さんに習いました。
ご飯に合う魚料理といえばこれ。塩をして熱湯をかけることでくさみを抜きます。さばの身を取り出して煮汁だけを煮詰めてからかけると、よりこっくりした味わい。
さば | 2切れ |
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生姜 | 10g |
A | |
・ 水 | 2/3カップ |
・ 酒 | 1/2カップ |
・ 味噌 | 大さじ2 |
・ 砂糖 | 大さじ1 |
さばは塩大さじ1/2(分量外)をまんべんなくふってザルに並べ、15分ほどおく。
1に熱湯を裏表ともかけてから、水洗いして水気をきる。
生姜を薄切りにして、Aと一緒に小さめのフライパンか鍋に入れる。
3を中火で煮立ててさばを入れ、落とし蓋をして中火で6~7分、焦がさないように煮る。
さばを取り出し、残りの煮汁を煮詰めてとろりとしたら、さばにかけて完成。
調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。『味つけご飯とおみおつけ』(東京書籍)など著書多数。晩酌は欠かさない酒好きで、手軽なつまみレシピは得意分野のひとつ。
文:椙下晴子 写真:鈴木泰介
※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。