「ペタンク」のワインに合うアボカドつまみ
アジの旨味とアボカドのコクが融合"アボカドのビネガーマリネ"

アジの旨味とアボカドのコクが融合"アボカドのビネガーマリネ"

さっぱりとしたマリネにアボカドが加わることで、コクのある一品に!浅草の観音裏にあるマイクロビストロ、「ペタンク」の山田シェフにワインに合うアボカド料理をリクエスト。ぜひおいしくワインを飲みたい日につくってみてください。

“アボカドのビネガーマリネ”のつくり方

酸味をきかせた赤玉ねぎのマリネと和えたアジは、即席の酢締め状態。これだけでもさっぱりとして美味なのだが、アボカドのオイリーさと合わせることでコクが加わり、酸+オイルのナチュラルなドレッシングが口中で完成する。

材料材料 (2人分)

アボカド1個
アジ1尾分(刺身用におろしたもの)
赤玉ねぎ1/2個
A
・ 塩2.5g
・ 砂糖7.5g
・ はちみつ5g
赤ワインビネガー50mL
適量
オリーブオイル適量

1マリネをつくる

赤玉ねぎは半分の長さに切ってから、繊維に沿って少し厚めに切り、ボウルに入れる。Aを加えてよくもみ込み、ぬめりが出てきたら赤ワインビネガーを混ぜ、冷蔵庫に一晩おく。

マリネをつくる
赤玉ねぎのマリネは、ぬるぬるとしてくるまで手でしっかりもみ込むのがコツ。冷蔵庫で1週間ほど日もちするので、多めに仕込んでおいて、魚介やハムと和えたり、揚げ物に添えても。

2アジとアボカドの下処理

アジは大きめのそぎ切りにし、軽く塩をふる。アボカドは種と皮を取り除き、乱切りにする。

3仕上げ

皿にアボカドをのせて軽く塩をふる。1の赤玉ねぎのマリネ(汁はきらなくてよい)に2のアジを入れて和え、アボカドの上にのせ、オリーブオイルを回しかける。

完成

教える人

山田武志 マイクロビストロ「ペタンク」シェフ

山田武志 マイクロビストロ「ペタンク」シェフ

フレンチのテクニックをベースに、アジアの食材や調味料などを組み合わせた、ひとひねりあるひと皿が山田さんの真骨頂。ナチュラルワインとともに味わいたい。

店舗情報店舗情報

ペタンク
  • 【住所】東京都台東区浅草3‐23‐3
  • 【電話番号】03‐6886‐9488
  • 【営業時間】17:00~24:00(閉店) 土日祝日は 15:00~22:00(閉店)
  • 【定休日】不定休
  • 【アクセス】つくばEX「浅草駅」より6分

文:鹿野真砂美 写真:山田 薫

※この記事は「使えるdancyuアボカド」に掲載したものです。

使えるdancyuアボカド
使えるdancyuアボカド
A4変型 判( 88 頁)
ISBN: 9784833479349
2020年11月16日発売 / 880円(税込)
鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。