重信初江先生のアレンジ冬の鍋
塩にんにくからキムチへ味変!"タッカンマリ"

塩にんにくからキムチへ味変!"タッカンマリ"

にんにくが効いたスタミナ満天のタッカンマリにキムチを入れて味変。1度で2味楽しめる、飽きのこない鍋です。冬場は週に1度程度、鍋料理をする家庭も多いのではないでしょうか?登場回数の多い鍋料理を、最後まで美味しく楽しく食べられる方法を料理研究家の重信初江さんに習いました。つけダレのレパートリーや、味変具材を足していつもの鍋をグレードアップしましょう!

“タッカンマリ”のつくり方

骨つきの鶏肉とじゃがいもなどを入れて煮る韓国風の水炊きです。塩味ベースのさっぱり味ですが、にんにくが入っているので物足りなさはありません。途中でキムチを入れるとぱっと変身。1回で2度おいしいお鍋です。

材料材料 (3~4人分)

鶏肉800g(水炊き用骨つきぶつ切り)
じゃがいも大2個(400g)
にんにく3~4片
A
・ 酒1カップ
・ 水5カップ
・ 塩小さじ1
・ 胡椒少々
長ねぎ1/3本
★ たれ
・ 醤油適量
・ 酢適量
・ 練り辛子適量
・ 一味唐辛子適量(韓国産の一味唐辛子)
キムチ80~100g

1鶏肉の下準備

鶏肉はたっぷりの熱湯に入れて表面が白くなったら、取り出す。水で表面を洗ったら、ザルにあげて水気をきる。

2煮汁をつくる

にんにくは半分に切り、Aと1とともに鍋に入れて煮立てる。アクが出たらすくい、弱火にして20分煮る。

3じゃがいもを煮る

皮をむき、厚さ1cm程度にスライスしたじゃがいもを2に入れて、さらに5~6分煮る。

4仕上げる

仕上げに太めのせん切りにした長ねぎを入れる。たれの材料を好みで混ぜ、3をつけながらいただく。

5味変する

途中でキムチを鍋に入れると、鶏のだしに旨味が加わり食欲が復活。少し煮てキムチ自体も具材として楽しめます。

味変する
お子さんや辛いのが苦手な方は、個々の器にキムチを足しても◎。
キムチ鍋
あっという間にキムチ鍋に変身!一度で2度美味しいお鍋です。

6締めのススメ

ゆでたうどん(もしくは冷凍うどんをレンジで加熱してほぐす)1~2玉を残った汁に入れて2分ほど煮る。碗に盛り、海苔をたっぷりちぎって加える。海苔の香りがたまらない!

締めうどん

教える人

重信初江 料理研究家

重信初江 料理研究家

調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。『味つけご飯とおみおつけ』(東京書籍)など著書多数。晩酌は欠かさない酒好きで、手軽なつまみレシピは得意分野のひとつ。

文:椙下晴子 写真:鈴木泰介

※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。

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