冬の新定番料理
柑橘のすっきりとした香りが魅力の"鯛の昆布じめとカラフルトマトのカルパッチョ"

柑橘のすっきりとした香りが魅力の"鯛の昆布じめとカラフルトマトのカルパッチョ"

白身魚の昆布じめをトマトと柑橘果汁のフルーティな酸味でまとめました。季節ごとに魚と柑橘の種類を替えれば季節感あふれるカルパッチョに。きっとあなたのお家の新たな定番になる、冬に美味しくなる野菜を使ったレシピです。

鯛の昆布じめとカラフルトマトのカルパッチョのつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

1サク(刺し身用)
適量
昆布2枚(7~8×20cm)
カラフルミニトマト適量
柑橘類の搾り汁適量
オリーブオイル適量

1下準備

鯛の重量の2%の塩を全体にまんべんなくふり、ザルにのせ、冷蔵庫に1時間ほどおく。昆布はさっと水をかけ、20~30分以上おいてやわらかくふやかしておく。

2昆布締めにする

鯛の表面ににじみ出てきた水分をキッチンペーパーで拭き、昆布の上にのせ、もう1枚の昆布で挟んでラップでぴっちりと包み、冷蔵庫で一晩おく。

昆布締めにする
昆布じめに使った昆布はだしをとったり、醤油と砂糖で甘辛く煮て佃煮にしたり、有効利用してください。

3鯛を切る

鯛を昆布から取り出し、好みの厚さのそぎ切りにし、皿に広げて盛る。

4仕上げ

カラフルミニトマトはへたを取り、2~4等分に切って散らし、オリーブオイルを回しかけ、好みの柑橘を搾る。

完成
柑橘果汁は柚子、かぼす、すだち、ライム、レモンなど好みのもので。カラフルミニトマトがない場合は通常のミニトマトでつくってください。

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

季節の移ろいを素早くキャッチし、日々の生活に取り入れている。人気の料理教室「日々の飯ままごと事」主催。集う生徒さんたちに、料理に加えて季節の取り入れ方を自然体で披露し、人気を集めている。自らの生活を撮った写真とともに書きためたエッセイ『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)を、秋に出版。

文:中村裕子 写真:野口健志

※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu「冬の台所。」
四季dancyu「冬の台所。」
四季dancyu 冬の台所。
A4変型 判( 120 頁)
2019年12月12日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。