
みんな大好きグラタンを冬仕立てに。牡蠣の旨味やとろける長ねぎがたまらないご馳走です。「冬だから、日本酒を愉しめるようなメニューを」と人気料理研究家のワタナベマキさんが、家飲みがもっと楽しくなるレシピを伝授!
まろやかな白味噌がベースとなり、ねぎの旨味と牡蠣のだしに一体感が出ている滋味深いグラタン。仕上げに黒胡椒をふると、白味噌の甘味がぐ っと引き締まります。胡椒は粗く刻むと、クリームに負けない強い味わいに。
| 牡蠣 | 12~15粒 |
|---|---|
| 大根おろし | 適量(または塩) |
| 小麦粉 | 大さじ3 |
| 長ねぎ | 2本 |
| グリュイエールチーズ | 80g |
| オリーブオイル | 大さじ1 |
| 白ワイン | 80ml |
| 牛乳 | 100ml |
| 生クリーム | 100ml |
| 白味噌 | 大さじ3 |
| 塩 | 小さじ1/3 |
| 黒粒胡椒 | 大さじ1 |
牡蠣は、大根おろしか塩でやさしく洗い、水を3、 4回替えながら洗って水気をきり、キッチンペーパーで表面をやさしく拭いたら、小麦粉を全体にまぶしておく。
長ねぎは、長さ5cmに切る。
フライパンを中火で熱してオリーブオイルを入れ、 1と2を加えて焼き目をつける。
3に白ワインを加え、ひと煮立ちさせてアクを取る。白味噌を加えて全体をなじませ、さらに牛乳、生クリームを加えて全体にとろみがつくまで煮てから塩を加える。

4を耐熱皿に移し、削ったグリュイエールチーズをのせる。

220℃に熱したオーブンで約12分焼き、最後に包丁で粗く刻んだ黒胡椒を散らす。


グラフィックデザイナーを経て料理研究家に。料理教室を開いていた祖母から伝えられた手料理や保存食を、忙しい現代人でもつくりやすくアレンジしたレシピが人気。著書に『料理家ワタナベマキが家族のために作るごはん』(主婦と生活社)など多数。

文:吉田彩乃 写真:田村昌裕
※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。