ベシャメルソースのおいしい料理
香り高いごちそうパン!キノコクリームとパセリバターのクロック

香り高いごちそうパン!キノコクリームとパセリバターのクロック

ライ麦パンなどハード系のパンにベシャメルソースで和えたきのこをサンド。上にはパセリバターを塗って香ばしく焼き上げた、ワインを呼ぶ大人の味わい。人気料理研究家のサルボ恭子さんに、ベシャメルソースを使ったおいしいレシピを習いました。

手づくりベシャメルソースのつくり方

手づくりベシャメルソース
ベシャメルソースのつくり方は各ご家庭のつくり方でもOKですが、ベシャメルソースのおいしい料理①でサルボ恭子さんのつくり方をご紹介していますのでぜひご参照ください。

きのこクリームとパセリバターのクロックのつくり方

材料材料 (2人分)

ライ麦パン4枚(厚さ1cm)
マッシュルーム1パック(7個)
バター10g(食塩不使用)
玉ねぎ大さじ2(みじん切り)
ふたつまみ
胡椒適量
ベシャメルソース50g
★ パセリバター
バター20g(食塩不使用)
パセリ2本分(みじん切り)
にんにく1/4かけ分(みじん切り)
小さじ1/6

※オーブンは220℃に予熱しておいてから使います。
※オーブンを使用しましたが、オーブントースターでもつくれます。その場合は、中心まで熱くなり、こんがりと焼き色がつくまで焼きます。

1パセリバターをつくる

パセリバター用のバターを室温においてやわらかくし、そこにほかの材料をすべて加えてよく混ぜ合わせておく。

2マッシュルームを炒める

マッシュルームは石突きを切り落とし、縦3mm幅に切る。鍋にバターを入れて弱めの中火にかけ、玉ねぎ、マッシュルームの順に加えて炒める。塩、胡椒をし、ベシャメルソースを加えて和える。

マッシュルームを炒める

3マッシュルームをパンにのせる

パン2枚の上に2を均等にのせて、広げる。

4別のパンにパセリバターをぬる

残り2枚にはパセリバターをそれぞれにぬって、それを3の上に重ねる。

別のパンにパセリバターをぬる

5オーブンで焼く

オーブンシートを敷いた天板にのせ、220℃のオーブンで5~6分、おいしそうな焼き色がつくまで焼く。

完成
きのこのクリーム和え、パセリバター、パンを一緒に口の中に入れたときのおいしさはクロックならでは。パンはバゲットでつくってもOK。

教える人

サルボ恭子 料理家

老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏、ル・コルドンブルー・パリ、リッツ等の料理学校を経て「オテル・ド・クリオン」調理場へ。当時2つ星のメインダイニングのキッチンとパティスリーに勤務。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て独立。フレンチの手法を取り入れた家庭料理に定評がある。雑誌やテレビなどへのレシピ提供のほか、料理のプロとして生地の開発から参画したオリジナルエプロン「NOTRE TABLIER」のプロデュースなど精力的に活躍。

四季dancyu「冬のキッチン」
四季dancyu「冬のキッチン」
A4変型判(120頁)
2020年12月10日発売/1,000円(税抜き)

文:松原京子 写真:木村 拓

※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。