沖縄の郷土料理“チャンプルー”は、沖縄の方言で「ごちゃ混ぜ」とか「混ぜこぜ」という意味です。今回つくるのは“ソーミンチャンプルー”。夏の余ったそうめん、台所に眠っていませんか?そうめんをごちゃ混ぜに炒めるだけで、おつまみにもランチにもなる美味しい一品ができあがりますよ!
暑く、そして台風の多い沖縄では、保存しやすい乾物のそうめんを買い置きしておくのが常。同様に常備しているツナ缶や庭で育てている島ねぎなどを使ってつくるソーミンチャンプルーは家庭料理の筆頭に挙げられます。ここではハムと玉ねぎを加えたレシピをご紹介。そうめんはかためにゆでるのがポイントです。
そうめん | 100g |
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ロースハム | 3枚 |
玉ねぎ | 1/4個 |
胡麻油 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
ロースハムはせん切りにする。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。
そうめんはたっぷりの熱湯に入れて混ぜ、再び煮立ってきたら30秒ほど、かためにゆでてザルにあげ、流水で洗って水気をよくきる。
フライパンに胡麻油を熱し、ハム、玉ねぎを入れて弱めの中火で玉ねぎがしんなりするまで炒める。
そうめんを加えて中火で炒め、全体に油が回ったら酒をふり入れ、塩、胡椒を加えて炒め合わせる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくる料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。「炒め物のコツは準備を万全にしておくこと」と断言。さまざまな食材を一気に炒め上げる姿は小気味よくて壮観だ。回数を重ねるにつれて、炒め合わせていくタイミングや調味の加減などが自然と身についてくるとも。日々のおかずづくりに大いに役立つ炒め物をぜひマスターして欲しいとエールを送る。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は手ほどき dancyu「基本の炒」に掲載したものです。