基本の炒め物のつくり方
シャクっと甘いかぶと酸味が美味!"鶏むね肉とかぶの粒マスタード炒め"

シャクっと甘いかぶと酸味が美味!"鶏むね肉とかぶの粒マスタード炒め"

肉と野菜を炒めるときは、肉をゴロッと大きめに切りそろえることで、食べごたえが抜群のおかずになります。いまが旬のかぶは、火を入れることでシャクっとした食感で、ほんのり甘く美味!マスタードの酸味も効いているので、白ワインと合わせるのもお薦めです!

ゴロゴロ肉野菜炒め!“鶏むね肉とかぶの粒マスタード炒め”のつくり方

材料材料 (2~3人分)

鶏むね肉1枚(250g)
かぶ2個
オリーブオイル大さじ2
小さじ1/2
胡椒少々
粒マスタード大さじ1
生クリーム大さじ2
材料

1下ごしらえ

鶏むね肉は縦半分に切り、厚さ8mmの一口大のそぎ切りにする。かぶは茎を2cmほど残して葉を切り、皮をむいて縦半分に切り、さらに縦4等分のくし形に切る。葉は長さ3cmに切る。

2かぶを炒める

フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、かぶを入れて中火で焼き目がつくように炒め、最後にかぶの葉を加えてさっと炒め、取り出す。

3鶏肉を炒める

フライパンをキッチンペーパーで拭き、オリーブオイル大さじ1を足して中火で熱し、鶏肉を入れる。

4仕上げる

全体を混ぜながら炒め、表面の色が変わったら、②を戻し入れて炒め合わせ、塩、胡椒をふり入れ、粒マスタードを加えて炒め、最後に生クリームを加えて混ぜる。

仕上げる
鶏肉とかぶを炒め合わせたところに粒マスタードを加える。生クリームは仕上げに加えてざっと混ぜる程度でOK。
完成
鶏むね肉は火が通りやすいよう、また味がからむようにそぎ切りに、包丁をねかせて肉に刃を入れ、切り口が大きくなるように切っていくのがポイント。

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくる料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。「炒め物のコツは準備を万全にしておくこと」と断言。さまざまな食材を一気に炒め上げる姿は小気味よくて壮観だ。回数を重ねるにつれて、炒め合わせていくタイミングや調味の加減などが自然と身についてくるとも。日々のおかずづくりに大いに役立つ炒め物をぜひマスターして欲しいとエールを送る。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は手ほどき dancyu「基本の炒」に掲載したものです。

手ほどき!dancyu 基本の炒
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A4変型 判( 80 頁)
2020年10月29日発売 / 770円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。