
甘辛くじんわりと広がる旨味にご飯が止まらなくなるおかずです。ごぼうを薄めにスライスすることで、さっぱりとたくさん食べることができます!多めにつくって、常備菜としてストックするのもお薦めです!
名コンビ、ごぼうと牛肉の甘辛味。火が通りやすいようにごぼうは薄く切るのがポイント。常備菜として常にストックしておきたい便利おかずです。炒め煮とは、その字のごとく、炒めてから煮ること。油で炒めて、素材のもつ旨味をぎゅっと閉じ込め、さっと煮てじわじわ味をしみ込ませます。
| ごぼう | 3本(200g) |
|---|---|
| 牛肉 | 150g(切り落とし) |
| 生姜 | 小1/2片分(せん切り) |
| サラダ油 | 大さじ1 |
| 酒 | 大さじ2 |
| 水 | 1/3カップ |
| みりん | 大さじ2 |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| 醤油 | 大さじ2 |

ごぼうは皮を包丁の刃でこするようにしてこそげ、水で洗い、厚さ2~3mmの斜め切りにして水でさっと洗い、水気を拭く。牛肉は大きなものは幅3cmに切る。
フライパンにサラダ油を中火で熱し、牛肉を入れてほぐしながら炒める。肉の色が変わったら、生姜を加えて炒める。


ごぼうを加えて強めの中火で2分ほど炒める。

酒をふり入れ、水を加える。

煮立ってきたらみりん、砂糖を加える。醤油を加えて混ぜる。

蓋をして弱火で 8~10分、炒め煮にする。



身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくる料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。「炒め物のコツは準備を万全にしておくこと」と断言。さまざまな食材を一気に炒め上げる姿は小気味よくて壮観だ。回数を重ねるにつれて、炒め合わせていくタイミングや調味の加減などが自然と身についてくるとも。日々のおかずづくりに大いに役立つ炒め物をぜひマスターして欲しいとエールを送る。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は手ほどき dancyu「基本の炒」に掲載したものです。
