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フライパンひとつでつくるホウボウのグアツェット|本誌連載「美味しいって何だろう?」で丸山隆平さんが修業した料理レシピ⑤

フライパンひとつでつくるホウボウのグアツェット|本誌連載「美味しいって何だろう?」で丸山隆平さんが修業した料理レシピ⑤

dancyu本誌の連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」は、丸山さんの「“もてメシ”を覚えたい」という願いをかなえるため、小串貴昌シェフのイタリアンで料理修業をすることに。 “鍋ひとつでできるイタリアン”というテーマの第五回目は“フライパンひとつでつくるホウボウのグアツェット”です。

魚とトマトの旨味で簡単にご馳走に!

「今回は、見た目も豪華な魚料理です。少ない材料ですが、魚からもトマトからも出汁がでるので、とっても美味しくできますよ」と小串シェフ。

「シンプルなので簡単なようでいて、難しいかもしれません。今回も火加減が重要になると思います。汁を上手に煮詰めて、油と汁を乳化させてソース状にしましょう」。ホウボウもトマトも、触りすぎると身がくずれやすいので、あまり触りすぎず汁の状態を見ながらプロの味を目指しましょう!

"ホウボウのグアツェット"のつくり方

材料材料 (2~4人分)

ホウボウ800g(内蔵処理済み)
ミニトマト25個
にんにく2片
オリーブオイル15~30ml
適量
軟水適量((ホウボウが浸るくらい))
材料

1にんにくを火にかける

にんにくを包丁で押して潰し、芽があればとる。冷たいフライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくも入れて火をつける。

にんにくを火にかける
にんにくを火にかける

2ホウボウの下ごしらえ

ホウボウのエラとヒレをキッチンバサミで切る(ヒレがついたままだと、盛りつけの際にヒレが引っかかり身が崩れやすくなるため)。背びれの後ろあたりから半分に切って、全体にしっかりと塩を振る。お腹の中にも振る。

ホウボウの下ごしらえ
ホウボウの下ごしらえ
ホウボウの下ごしらえ

31にミニトマトを入れる

にんにくの香りが立ってきたら、ミニトマトを入れ強火で火を入れる。

ミニトマトを入れる

4ホウボウを入れ水を入れる

3にホウボウを優しく入れる。ミニトマトの皮が弾けてきたら、身が浸るくらいの軟水をミニトマト側から入れる。(ホウボウに振った塩が水で流れないように)皮が剥がれやすいので、なるべくホウボウには触らないこと!

ホウボウを入れ水を入れる
ホウボウを入れ水を入れる

5蓋をして煮込む

タイマーを15分にセットし、蓋をして沸騰するまで煮込む。ときどき蓋を開けて様子を見る。(蓋をしたままだと吹く可能性があるので気をつける)

蓋をして煮込む

6煮詰める

10分ほど経ったら蓋を開け、汁を煮詰める。ホウボウやミニトマトは身が崩れやすいので、あまり触らずにときどきフライパンをゆすりながら煮詰める。白く白濁した汁が、少しとろみがつき、茶色く濁ってきたら完成。

煮詰める
まだ汁が白っぽく、さらさらしている。
煮詰める
ときどき、スプーンでホウボウに汁をかけ、身が乾かないようにする。

7盛りつける

ホウボウがのるお皿に盛りつけ、ソース状になった汁をかけて完成。

盛りつける
完成
トマトを崩しながら、ホウボウと絡めて召し上がれ!

写真:今津聡子 構成:編集部

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