植松良枝さんの秋の一皿
ワインにもよく合う酸味が爽やかな"揚げじゃがいものサラダ"

ワインにもよく合う酸味が爽やかな"揚げじゃがいものサラダ"

秋の食材が出そろったこの季節。旬の素材をつかったレシピを料理家の植松良枝さんに習いました。ぜひ、秋の味わいを堪能してください!

揚げじゃがいものサラダのつくり方

材料材料 (4人分)

じゃがいも3~4個(500g)
コンビーフ150g
紫玉ねぎ100g(または玉ねぎ)
揚げ油適量
小さじ2
フレンチマスタード小さじ1(または粒マスタード)
小さじ1/3~1/2
パセリ大さじ2(みじん切り)

1材料をカットする

じゃがいもは皮をむき、縦半分に切ってからそれぞれ幅1cmに切り、10分以上水にさらして水気を拭く。紫玉ねぎは繊維に沿って薄くスライスし、水に5分ほどさらして水気を拭く。

2揚げる

揚げ油をフライパンの高さの半分くらいまで入れて火にかけ、まだぬるいうちにじゃがいもを入れ、香ばしい揚げ色がつくまでゆっくり揚げる。

3コンビーフをほぐす

ボウルにコンビーフを入れ、よくほぐす。

4混ぜる

揚げたてのじゃがいもを加え、木ベラやフォークなどで混ぜる。途中、酢とマスタードを加えて全体になじませる。

混ぜる
木ベラの先やフォークなどで、じゃがいもを割りながら混ぜていきます。こうすると、じゃがいもにも味がしっかりとからみます。

5仕上げ

玉ねぎも加え、塩で調味する。最後にパセリを加えて混ぜ合わせる。

仕上げ
酸味が爽やかな、ワインにもよく合う大人のサラダです。香りのいいフレンチマスタードがかくし味。パセリをたっぷり加えて彩りよく。

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

四季の移ろいに敏感で、食べ物を通して季節が巡る楽しさを伝える料理研究家。古人が積み重ねてきた理にかなった体へのいたわりを、改めて実感することが多いという。この春、母となり、祖母から母へ、母から自分へ、そして子へ。日本が培った素晴らしい食文化を次世代にも伝えていきたいと、パワフルに活動を開始している。

文:中村裕子 写真:野口健志 スタイリング:肱岡香子

※この記事の内容はdancyuムック 「四季dancyu秋の台所」に掲載したものです。

四季dancyu秋の食卓。
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2018年09月05日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。