「リストランテ アクアパッツァ」日高シェフの“缶詰”パスタ
クリーミーでアサリの旨味豊かな"クラムチャウダー風スパゲッティ"

クリーミーでアサリの旨味豊かな"クラムチャウダー風スパゲッティ"

アサリ缶は小さい缶詰にも関わらず、むき身がたっぷり入っているので、貝の旨味を贅沢に味わえます。絶賛発売中の「技ありdancyu 缶詰」では、プロならではの缶詰使いをご紹介しています。今回は、イタリアンの名店「アクアパッツァ」の日髙シェフのパスタのレシピをご紹介します。

クラムチャウダー風スパゲッティ

材料材料 (2人分)

アサリ缶2缶(55g入り)
ベーコン2枚(薄切り)
スパゲッティーニ120g
スパゲッティーニをゆでる塩大さじ1強
生クリーム50ml
エキストラバージンオリーブオイル大さじ1
イタリアンパセリ適量
クルトン用の食パン1/2枚

1クルトンをつくる

塩を加えたたっぷりの湯にスパゲッティーニを入れてゆで始める。クルトンをつくる。食パンは耳を取り、角切りにしてオーブントースターの天板に並べ、カリカリになるまで焼く。

2ベーコンを炒める

ベーコンは幅1cmに切り、フライパンに入れて弱火で炒める。途中、余分な脂をキッチンペーパーで拭き取る。

3生クリームとアサリを加える

生クリーム、アサリを缶汁ごと加え、全体を混ぜて温める。

生クリームとアサリを加える
生クリームにベーコンの旨味をなじませたところにアサリを加える。缶汁も無駄なく使うのがポイント。

4仕上げ

表示時間よりも1分30秒前にスパゲッティーニをザルにあけてゆで汁をきり、フライパンに加える。エキストラバージンオリーブオイルを加えて混ぜ、器に盛ってイタリアンパセリをふり、クルトンを散らす。

完成
缶汁も無駄なく使いきるのが旨さの素。手軽な缶詰のメリットが炸裂するメニューだ。クルトンはオーブントースターで素焼きにするだけだから簡単。

教える人

日髙良実 「リストランテ アクアパッツァ」オーナーシェフ

日髙良実 「リストランテ アクアパッツァ」オーナーシェフ

神戸生まれ。日本で修業後、渡伊。北部イタリアから南イタリアまで14軒もの店で研鑽を積む。帰国後、イタリア料理店のシェフを経て、1990年、東京・西麻布に「リストランテ アクアパッツァ」をオープン。2018年、南青山に移転し、現在に至る。日本各地から厳選した素材の持ち味を生かしたナチュラルなイタリア料理は斬新で、多くのファンを魅了し続けている。2020年の夏から、自らの動画配信サイトを立ち上げ、新しいチャレンジをスタート。

文と構成:中村裕子 写真:鈴木泰介

※この記事の内容はdancyuムック 「技あり!dancyu 缶詰」に掲載したものです。

技あり!dancyu 缶詰
技あり!dancyu 缶詰
A4変型 判( 112 頁)
2020年10月13日発売 / 880円(税込
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。