ウー・ウェンさんの北京の家庭料理
甘辛の味付けでご飯が進む"鶏手羽と長いもの煮物"

甘辛の味付けでご飯が進む"鶏手羽と長いもの煮物"

手羽先と手羽元を使った食べ応え十分なボリュームおかずです。鶏のだしと甘辛な味付けが長いもとよく絡んでご飯が進みます。

鶏手羽と長いもの煮物のつくり方

材料材料 (3~4人分)

鶏手羽先4本
鶏手羽元4本
長いも300g
長ねぎ10cm分(斜め薄切り)
A
・豆板醤大さじ1/2
・はちみつ大さじ1/2
・醤油大さじ1/2
・胡椒少々
・酒1/2カップ
・水1/2カップ

1下ごしらえ

鶏肉は熱湯でさっとゆでて水気をきる。長いもは皮をむいて厚さ1.5cmほどの輪切りにする。

2煮る

鍋に1の鶏肉と長ねぎ、Aを入れて火にかける。煮立ったら弱火にして蓋をし、15分煮る。

煮る
はじめに鶏肉を煮てから時間差で長いもを加え、歯ごたえを残しつつ煮汁の味をからませます。

3仕上げ

2に1の長いもを入れ、蓋をしてさらに7~8分煮る。

鶏手羽と長いもの煮物
鶏肉は手羽先と手羽元の両方を使い、食べごたえも十分。さっとゆでてから煮ると、余計なアクも出てきません。骨から出るだしと甘辛の味つけが、長いもにもよくからんで、ご飯がすすむボリュームおかずに。

教える人

ウー・ウェン

ウー・ウェン

北京生まれ。1990年に来日。料理研究家としてクッキングサロンを主宰しながら、シンプルで体にやさしい中国家庭料理のレシピを雑誌や書籍、テレビなどで幅広く発信している。家庭では二人の子供をもつ母。

文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

※この記事の内容はdancyuムック 「四季dancyu秋の台所」に掲載したものです。

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鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。