ウー・ウェンさんの北京の家庭料理
さっぱりと柔らかな"豚肩ロースの煮物"

さっぱりと柔らかな"豚肩ロースの煮物"

煮物の定番料理の一つである豚の角煮もウー・ウェンさんの手にかかれば、さっぱりと食べやすい一品に!豚肩ロースを使うので、短時間で柔らかな角煮が出来上がりますよ。

豚肩ロースの煮物のつくり方

材料材料 (3~4人分)

豚肩ロース肉500g(塊)
A
・ 生姜1片分(薄切り)
・ 長ねぎ10cm分(ぶつ切り)
・ はちみつ大さじ1/2
・ 黒酢小さじ1
・ 酒1/2カップ
・ 水1/2カップ
醤油大さじ2

1豚肉を下ゆでする

豚肉は4~5cm角に切り、熱湯でさっとゆでて水気をきる。

2調味料を加え煮る

鍋に1とAを入れて火にかける。煮立ったら弱火にして蓋をし、40分煮る。

調味料を加え煮る
豚肉はあらかじめさっとゆでて、余分な脂やアクを取り除いてから、調味料を入れて煮込みます。

3仕上げ

40分煮たら醤油を入れて蓋をし、さらに10分煮る。最後に蓋をはずし、煮汁が全体にからむくらいまで汁気をとばす。

仕上げ
味の濃い豚肩ロースの角切りを、合わせ調味料と煮込むだけ。豚の角煮は時間がかかると思いきや、1時間もかからず、しっかりと味を含んだツヤツヤの角煮が完成する。脂もほどよく、さっぱりと食べられるのもうれしい。

教える人

ウー・ウェン

ウー・ウェン

北京生まれ。1990年に来日。料理研究家としてクッキングサロンを主宰しながら、シンプルで体にやさしい中国家庭料理のレシピを雑誌や書籍、テレビなどで幅広く発信している。家庭では二人の子供をもつ母。

文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

※この記事の内容はdancyuムック 「四季dancyu秋の台所」に掲載したものです。

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鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。