しし唐は火を入れると、ふっくらと青い香りが立ち、苦味と茄子科特有の甘みも引き立つ夏の野菜です。人気料理家の高山なおみさんに、酒を呼ぶつまみに変身させる方法を習いました!
しし唐がほんのり甘い味噌とねぎをまとって、酒好き垂涎の絶品つまみに!仕上げに加えた醤油の香ばしさが味をまとめてくれる。冷蔵庫で2~3日もつので、たっぷりつくって常備すれば、真夜中でもおいしく焼酎が飲める。
しし唐 | 1パック(約30本) |
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長ねぎ | 15cm |
胡麻油 | 小さじ1 |
★ 合わせ調味料 | |
・ 味噌 | 大さじ1 |
・ きび砂糖 | 小さじ1(なければ上白糖で代用可能) |
・ 酒 | 大さじ2 |
醤油 | 小さじ1 |
しし唐は手でヘタを取り除き、爪の先で2~3カ所穴をあける。ねぎは薄い小口切りに。ボウルに合わせ調味料の材料を入れて混ぜ、味噌を溶いておく。
フライパンに胡麻油を強火で熱し、1のしし唐を軽く焦げ目がつくように炒める。歯ごたえが残るように炒めすぎには注意。調味料がはねるので、いったん火を止めて合わせ調味料を加え、水分をとばすようにフライパンをあおりながら炒め合わせる。
ねぎを加えてざっと混ぜ合わせ、汁気がほとんどなくなったら、醤油を回しかける。
レストランのシェフを経て料理家に。『明日もいち日、ぶじ日記』(新潮社)ほか、文筆家としても活躍中。「たくさんは飲めませんがお酒は大好き」と笑顔で話す高山さん。体にじんわりとしみ込む焼酎のおいしさを再認識し、暑い日にはキーンと冷やした水割りで晩酌を楽しんでいるとのこと。
文:石出和香子 写真:上山知代子
※この記事の内容はdancyu2013年9月号に掲載したものです。