お酒のつまみにも、おやつにも美味しいオニオンリング。衣をざっくりと絡めて揚げるだけで、衣の中で蒸された玉ねぎがとろ~りと甘くなります。一つ食べたら止まらないオニオンリング、ぜひつくってみてください!
玉ねぎをレモン汁と牛乳に漬けてしっかりと水分を出すことで、ガリッとした衣に。時間がたってもクリスピーな食感が続くのも魅力。「アメリカ人になった気分でおおらかに、少しアバウトにつくるとよりおいしくなります」と坂田さん。
玉ねぎ | 2個 |
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牛乳 | 200ml |
レモン汁 | 小さじ4 |
小麦粉 | 100g |
塩 | 小さじ1/2 |
黒胡椒 | 少々 |
揚げ油 | |
・ 植物油 | 適量 |
・ ラード | 植物油の1/2~1/3量 |
玉ねぎは、幅1㎝の輪切りにして、リング状にほぐす。
ボウルに牛乳とレモン汁を入れて、そのまま20~30分冷蔵庫においておく。乳脂肪分がしっかり分離してきたら、そこに塩、黒胡椒を加え、1の玉ねぎを加える。そのまま30分~1時間漬ける。
ふるった小麦粉を2に加え、全体をよく混ぜ合わせる。ところどころ、衣が厚めだったり薄かったりする部分があるが、それでOK。揚げたときに絶妙な歯ざわりになる。
3の玉ねぎリングを一つ一つバットに並べ、しっかりと小麦粉(分量外)をまぶす。
揚げ鍋に植物油とラードを入れて熱し、170~180℃で、4をこんがりとキツネ色になるまで揚げる。
フランス菓子店やフランス料理店で経験を重ね、独立。料理教室「studioSPOON」を主宰しつつ、昨秋、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。フランス料理やエスニック料理などジャンルを飛び越えておいしいものへの探究心が旺盛で、プロの手法と自らの経験を活かした生命力あふれる料理にファン多し。
文:吉田彩乃 写真:田村昌裕
※この記事の内容はdancyuムック四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。