坂田阿希子さんのお家レシピ
ランプ肉のステーキをジューシーに焼くには?

ランプ肉のステーキをジューシーに焼くには?

お肉料理も大得意の坂田阿希子さんに、ランプ肉をジューシーに焼くコツを習いました。赤身のお肉なので、さっぱりと食べられます!つけ合わせはやっぱりフライドポテトがお薦めです。

坂田阿希子さん美味しいステーキのつくり方教えてください!

料理研究家・坂田阿希子さん。常温で美味しい前菜から、がっつり揚げ物、肉料理まで、食いしん坊がお家で楽しめるレシピを習いました。

しっとりジューシーに焼くコツは、フライパンにたまる油を肉にかけながら焼くことと、側面にも焼き色をつけること。「ランプ肉は赤身のなかでもヒレほど高価でなく、食べごたえがあるのでおすすめ」と、坂田さん。

ランプ肉のステーキのつくり方

材料材料 (3~4人分)

牛ランプ肉2枚(200g×2)(ステーキ用)
オリーブオイル大さじ2
適量
黒胡椒適量
マスタード適量

*今回使用した肉の厚さは2.5㎝程度。

1肉を常温にもどす

牛肉は焼く2~3時間前に冷蔵庫から出し、室温にしっかりもどしておく。焼く直前まで塩はしないこと。

肉を常温にもどす

2塩と黒胡椒をふる

焼く段になったら、1の裏表に塩と黒胡椒をふる。フライパンをよく熱して、オリーブオイルを入れ、肉を入れる。

塩と黒胡椒をふる

3しっかり焼く

火は強火。牛肉の両面をかっちりと焼き上げる。表面が焼けたら、トングなどで肉を立てて側面にもしっかり焼き色をつける。

しっかり焼く

4油をかける

フライパンを傾け、下面を焼きながらもときどき油をかけて中まで火を通す。肉を軽く指で押してみて、弾力が強くなれば火が通っている証拠。ややしっかりとした弾力が出ればOK。好みの焼き加減に仕上げる。火の通りは肉の厚さによって異なるので調整を。

油をかける

5休ませてから切り分ける

4が焼けたらすぐに切り分けず、5分ほど休ませる。できれば盛りつけるお皿はオーブンなどに入れ、温めて。肉を切り分けて、好みでマスタードなどを添えていただく。

休ませてから切り分ける

教える人

坂田阿希子 料理研究家

坂田阿希子 料理研究家

フランス菓子店やフランス料理店で経験を重ね、独立。料理教室「studioSPOON」を主宰しつつ、昨秋、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。フランス料理やエスニック料理などジャンルを飛び越えておいしいものへの探究心が旺盛で、プロの手法と自らの経験を活かした生命力あふれる料理にファン多し。

文:吉田彩乃 写真:田村昌裕

※この記事の内容はdancyuムック四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu 夏の台所。
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A4変型 判(120頁)
ISBN:9784833476140
2019年06月13日発売 /1,100円(税込)
吉田 彩乃

吉田 彩乃 (ライター)

1986年、東京都生まれ。2015年よりフリーランスのライターとして活動し、食関連の記事のほか、ビジネス、経済、カルチャーなど幅広いジャンルで執筆。好きなものは珈琲とナチュラルワインと、ワインのつまみになるパン。