フレッシュ夏野菜クッキング
爽やかな酸味が食欲をそそるミニトマトと豚肉の生姜焼き

爽やかな酸味が食欲をそそるミニトマトと豚肉の生姜焼き

ジメジメと暑い日が続くと、食欲も沸かなくなりますよね。そんなときは、ミニトマトを入れた生姜焼きはいかがですか?いつもの生姜焼きに酸味が加わると、さっぱりと食べられるおかずに大変身!

ミニトマトの酸味で爽やかで軽い生姜焼きに!

真っ赤なトマトは見ているだけでも元気になりそう。実は漢方や薬膳では「似類補類」といって、似たような形のものや同じ部分を食べるとその臓器の機能が高められるという考えがあります。トマトは半分に切ると心臓に似ていることから心臓にいいという説があります。トマトにはリコピンがたっぷり。強力な抗酸化作用で夏バテもふきとんでしまいそう。

夏野菜

ミニトマトと豚肉の生姜焼きのつくり方

材料材料 (2~3人分)

豚薄切り肉200~250g
ミニトマト6~8個
玉ねぎ大1/2個(120g)
★ たれ(混ぜ合わせる)
・ 醤油大さじ2
・ みりん大さじ2
・ 生姜大1片分(すりおろし)
・ にんにく1/2片分(すりおろし)
・ 酢小さじ2~大さじ1(バルサミコや黒酢を使うとよりおいしい)
片栗粉適量
サラダ油適量
貝割れ大根適量(付け合わせ)

1下ごしらえ

豚肉を半分に折り畳み、手で軽く押さえてのばす。ミニトマトはへたを取る。玉ねぎは厚さ5mmの薄切りにしてほぐす。

2粉をはたく

焼く直前、豚肉の片面に片栗粉を薄くはたく。

3玉ねぎを炒める

熱したフライパンにサラダ油小さじ2を入れ、玉ねぎを中火で炒め、透き通ってきたら取り出す。

4豚肉を焼く

3のフライパンにサラダ油小さじ2を足し、豚肉を片栗粉のついている面を下にして焼き、焼き色がついたら上下を返して焼く。

5ミニトマトを加える

ミニトマトを加えてたれを回し入れ、火を強め、水分をとばしながらたれを豚肉にからめ、途中3も加えてとろみがつくまで炒め合わせる。

6盛りつける

器に盛り、貝割れ大根を添える。

皿に盛る

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。季節感あふれる食と暮らしを提案。忙しい合間を縫って、自らも畑を耕しながら日本の四季を大切に思う。それぞれの季節に寄り添いながら、体の養生を考える。日本ならではの和の味だけにとどまらず、世界を食べ歩いた経験をフルに活用したオリジナリティーあふれる料理が得意。『春夏秋冬 土用で暮らす:五季でめぐる日本の暦』(主婦と生活社)、『バスクバルレシピブック』(誠文堂新光社)など著書も多数。

文:中村裕子 写真:野口健志

※この記事の内容はdancyuムック四季dancyu夏の定番。に掲載したものです。

四季dancyu夏の定番。
四季dancyu夏の定番。
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A4変型判(120頁)
ISBN:9784833476140
2017年06月15日発売 /1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。