半分は牛乳入り衣で軽やかに揚げ、もう半分は歌舞伎揚を砕いた物を衣に使用します。歌舞伎揚を使ったものはちょっとジャンクな味わいで、ビールが進む一品になります。
マダコ | 適宜(ボイルしたもの) |
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薄力粉 | 適宜 |
卵液 | 適宜(卵と牛乳を1:1で合わせる) |
粗挽きパン粉 | 適宜 |
歌舞伎揚 | 適宜(砕いておく) |
サラダ油 | 適宜 |
マダコは足を切り分ける。頭はカラストンビと呼ばれる口周辺を切り落とし、半分に切る。
ビニール袋にマダコ、少量の薄力粉を入れる。吸盤の中までしっかり粉をまぶすのがコツだ。
卵液にくぐらせる。フライには単に溶いた卵を使う場合が多いが、牛乳を加えるのが築地流。
半分は粗挽きパン粉、残りは歌舞伎揚をまぶして揚げる。
旨い魚や珍しい魚を見つけると、片っ端から買い込んでは、どうしたらおいしく食べられるか、あれこれ試作してみるのが日課。
文:大沼聡子 写真:古市和義
※この記事の内容はdancyu2013年7月号に掲載したものです。