香港卵麺を使ってナムプラーで味つけ、香草をちらしレモンをふって食べれば、いつもとは一味違う焼きそばができます。春キャベツのやわらかい葉を料理に活かし、食卓でも春を存分に楽しみましょう!
春キャベツ | 200g |
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長ねぎ | 10cm |
香港卵麺 | 3玉 |
生姜 | 1片分(せん切り) |
桜小海老 | 1/4カップ |
ナムプラー | 小さじ2 |
米油などくせのない油 | 適量 |
香菜 | 適量 |
粗挽き黒胡椒 | 適量 |
レモンまたは酢 | 適量 |
春キャベツは幅5~7㎜の細切りにする。長ねぎは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、麺を入れて30秒ほどそのまま放置し、麺がほぐれてきたらやさしくほぐしながら2分ほどゆでてザルにとり、水でさっと洗って水気をきる。
熱したフライパンに油を大さじ1.5~2をひき、ゆでた麺の半量をフライパンいっぱいに広げて中火以下の火加減で香ばしい焼き色が全体にしっかりつくまで焼いたら裏返し、もう片面はさっと焼いて取り出す。残りの麺も同様に焼く。
3のフライパンに油大さじ1をひき、長ねぎと生姜を炒めて香りが立ってきたら桜小海老を炒め、続けて春キャベツを加えて半生程度に炒め、ナムプラーで調味する。
大きめの平皿に焼きそばを1枚のせ、その上に4の半量を広げ、さらに焼きそばをもう1枚重ね、その上に残りの4を盛って段々に重ねる。香菜を食べやすく切って散らし、粗挽き黒胡椒をふる。キッチンばさみで放射状に切り分け、レモン汁または酢をかけていただく。
日々の食事やおもてなしの料理、今や離乳食にまで、季節を映し出す。旬の野菜や果物、魚介類を見事に使いこなしてつくる料理は、食べる人を幸せにしてくれる。庭のミモザが開花するころには、キッチンやリビングも春の室礼に。生活に季節を取り込むことこそが「日常」とか。
文:中村裕子 写真:野口健志
※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「春の食卓。」に掲載したものです。