揚げ焼きステーキに続いて「ル キャトーズィエム」の茂野 眞さんに教わったのは、現在は店で提供していない幻の人気メニュー、ローストポーク。フライパンとオーブンの合わせ技で、料理ビギナーでもなかなかの出来栄えに。
現在、店は牛肉のみのメニューだが、以前は豚肉料理も提供していた。その当時の幻の人気レシピがコレ。旬のサラダや、さつまいものピュレなどと相性がよい。サラダの味つけは、マスタードドレッシング。仕上げに少量のオリーブオイルで香りづけをする。
フライパンで焼いた後、オーブンでじっくり火入れをするので、取っ手が外せるタイプか、スキレットを使用する。
豚肉 | (肩ロース。塊肉で厚さは3cmぐらい。今回は沖縄アグー豚を使用) |
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粗塩 | 適量 |
黒胡椒 | 適量(粗挽き) |
豚肩ロース肉はできるだけ厚みのあるものを選ぶ。豚肉は常温に戻さず、すぐに調理するのがポイント。脂の部分に2cm幅で包丁を入れる。
フライパンに油をひかず強火で約1分熱して豚肉を入れ、フライパンの底に脂身をこすりつけながら焼く。じわっと脂身が溶け出し、香りが立つ。
約40秒、動かさずに豚肉を焼き、上下を返す。さらに約1分焼き、両面にこんがりと焼き色をつける。ジュワーッと溶け出た脂で焼く。
3の豚肉をフライパンごと、220~250℃に温めたオーブンに入れる。約3分30秒焼いたら肉の上下を返し、さらに2分30秒ほど焼く。
しっかり焼き色がつき、トングで押して程よい弾力が感じられれば焼き上がり。バットに取り出し、上面のみに粗塩ひとつまみをふる。
プレートに旬の野菜を盛り、豚肉をのせる部分に粗塩ふたつまみをふる。厚さ約2cmに切った豚肉を盛り、粗塩と粗挽き黒胡椒各少々をふる。
文:郡麻江 写真:蛭子真
※この記事の内容は2018年2月号に掲載したものです。