
お雑煮ワールドの世界の入り口をくぐってしまったら最後、お雑煮の奥深い世界にハマってしまうことは必定です。まさにその深みにハマった粕谷浩子さんが著した『お雑煮マニアックス』より一部を抜粋してご紹介。みんなの「普通」がそれぞれ違っていて、並べてみるとなんて個性的、魅力的なんでしょう。今回は千葉、新潟、福井という海辺の街に伝わるお雑煮レシピ、3種類が登場します!

| 角餅 | 2個 |
|---|---|
| だし | 400ml(鰹、昆布) |
| はば海苔 | 1枚 |
| アオサ | 適量 |
| 鰹節 | 適量 |
| 醤油 | 大さじ1 |
| 塩 | 少々 |
玉ねぎは、くし形切りにする。はば海苔とアオサはフライパンであぶる。あぶった後に手でパラパラにもみほぐす。
だしを火にかけ、醤油と塩で調味する。
餅を焼き、お椀に入れる。2に注ぎ最後にはば海苔とアオサ、鰹節をかける。

| 角餅 | 2個 |
|---|---|
| だし | 400ml(昆布) |
| 塩鮭 | 1切 |
| 鶏もも肉 | 1/4枚 |
| 大根 | 3cm |
| にんじん | 3cm |
| 糸こんにゃく | 1/3袋 |
| ぎんなん | 4個 |
| かまぼこ | 2切 |
| ごぼう | 1/3本 |
| 醤油 | 大さじ1 |
| イクラ | 適量 |
大根、にんじんは短冊切りに。ごぼうはささがきにして水にさらしてあくを抜く。塩鮭、鶏肉、糸こんにゃくは適当な大きさに切る。
だしに1とかまぼこを入れて、あくをとりながら煮る。醤油をいれる。
別の鍋でイクラの表面がうっすら白くなるまでゆでる(半ゆで)。
餅を焼き、2と3、ぎんなんといっしょにお椀に盛りつける。

| 丸餅 | 4個 |
|---|---|
| だし | 400ml(昆布) |
| 田舎味噌 | 大さじ2弱 |
| 黒砂糖 | 適量 |
だしで餅を柔らかくなるまで煮込む。
田舎味噌を加えて調味する。
お椀に盛りつけ、最後に黒砂糖をどさりとかける。
ーー明日につづく。

文:粕谷浩子 写真:大塚七恵