「肉に負けず劣らず、魚も旨味をしっかり秘めています」と語る、イタリア料理店「ピスカリア」の出雲択逸さんが教えてくれた、絶品海の幸パスタレシピを3つご紹介します!2つ目は脂ののったメカジキを使ったブジアーテです。
脂ののったメカジキと、オリーブオイルをたっぷり含んだ茄子の絶妙なコンビネーション。もっちりしたねじり状の麺にソースも具もよくからんで、どことなくクリーミー。
ブジアーテ | 160g(シチリアの伝統的なパスタ。フジッリで代用可。) |
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メカジキ | 200g弱 |
茄子 | 大1本 |
にんにく | 1/2片(粗みじん) |
イタリアンパセリ | ふたつまみ(粗みじん) |
ローストアーモンド | ふたつまみ(冷たいフライパンにアーモンドを入れ、水分をとばすよう弱火でから煎りする。) |
塩 | 各適量 |
オリーブオイル | 各適量 |
パン粉 | 適量 |
鍋に2Lの湯を沸かし、塩20gを加え、ブジアーテを投入。表示時間より1分短くタイマーをセットする。
メカジキは1.5cm角に切る。茄子は幅1cmの輪切りにしてから十文字に切る。
フライパンにオリーブオイル大さじ4を強火で熱し、しっかり温まったら茄子を炒める。茄子が油を全部吸い込んだら弱火にして、きつね色になるまで炒める。オリーブオイル大さじ1を足し、メカジキを加える。強火にしてざっと炒め、にんにく、オリーブオイル大さじ1 、パスタのゆで汁90mlを加える。
さらに、イタリアンパセリ、ローストアーモンド、水90mlを加えて弱火にし、メカジキに火が通るまで煮て味を引き出す。ここで塩少々を加える。ゆで汁の塩気と同じくらいの塩加減に調えると、ちょうどいい塩梅に仕上がる。
4のソースを強火で温め、ゆで上がったブジアーテを投入。水少量を足し、フライパンを数回返しながら、1分ほど全体をからめる。
皿に盛り、イタリアンパセリ、ローストアーモンド(各分量外)、パン粉をふる。
文:安井洋子 写真:宮濱祐美子
*この記事の内容は2018年5月号に掲載したものです。